今回は「HG ゼータガンダム(GUNPLA EVOLUTION PROJECT版)」のガンプラレビューです。

機動戦士Zガンダムや機動戦士ガンダムZZに登場し、カミーユ・ジュドー・ルーなどが搭乗するZガンダムをご紹介。
2017年発売。
GUNPLA EVOLUTION PROJECT第一弾という事で、今までのゼータ系プラモで苦手とされていた可動域を高めたガンプラになります。
差し替えでウェイブライダー形態に変形可能で、ハイパー・メガ・ランチャーなどのゼータガンダムの武器が全て付属。
という事で、GUNPLA EVOLUTION PROJECT版のHGUCゼータガンダムを旧版との比較・違いを含めガッツリとレビューしていきたいと思います!
HGUC ゼータガンダム【GUNPLA EVOLUTION PROJECT】

早速ですが完成したHGUCゼータガンダム(GUNPLA EVOLUTION PROJECT版)がこちら。
旧版に比べ、目立つ場所にあった脚部などの合わせ目が無くなり、パーツ分割による色分けと可動域が進化しています。
※今回はシールが付属しない箇所を少しだけ部分塗装し、つや消しトップコートで仕上げてあります

立たせておくだけでもかっこいいですね……(>ω<)
MG版よりも接地性に優れており、それなりに開脚した状態でもキレイにカトキ立ちできます。

ただ弱点もあり、バックパックの赤いラインは全てシールで補うことになります。
このあたりはHGのパーツ数・価格帯で発売するために仕方がなかった部分かもしれませんが、素組み派モデラーさんにはちょい残念ポイントになっています。

付属品一覧がこちら。
※「ビーム・ライフル」「シールド」「ハイパー・メガ・ランチャー」「ビーム・サーベル×2(+刃のエフェクトパーツ×2)」「グレネード・ランチャーのマガジン×2」「ウェイブライダー形態への差し替えパーツ」「ランディングギア」「ウェイブライダー用スタンド」
RG版では付属しなかったハイパー・メガ・ランチャーが同梱するのが特徴です。

2003年に発売された旧HGUCゼータガンダム(塗装済)と比較。
違いは主に、胸のエアインテークやフロントアーマー、バックパックの大きさが変わっている点です。
脚部の合わせ目も減りました。

色分け・可動域も進化しているので、HGのゼータガンダムの場合今から買うならこのGUNPLA EVOLUTION PROJECT版一択だと思います。

それではGUNPLA EVOLUTION PROJECT版のレビューに戻ります。

大きく進化した可動域ですが、手脚が大きく広がります。腕関節は180度近く、ヒザ関節も十分曲がるためキレイに膝立ち可能。
上半身は真横までいかないまでも、必要十分に曲がります。
ここがGUNPLA EVOLUTION PROJECT版最大の特徴と言ってもいい部分で、ゼータガンダムとしては非常に高可動なガンプラに仕上がっています。

頭部をアップで。非常にイケメンフェイスで立体化されていますね(*_*)
トサカ中央のセンサーやツインアイは、シールで色を補います。

横、後ろから。

見えにくいものの、頭部後ろの装甲はメカニカルな造形になっています。

↑余談ですが、プレバン限定のU.C.0088版ではモールドが消えていたので、この部分は今回の通常版の勝利ポイントです。

胴体まわりはパーツ分割による色分けが完璧で、旧HG版では塗り分けが必要だった細かなグレー部も色分け済みです。

胴体と腰側面には合わせ目がありません。
このあたりはウェイブライダー形態へ変形させる際にパーツを外す部分になるため、接着しないようご注意を。

上半身は柔軟に可動し、前方に傾ける事ができます。

肩アーマーは↑枠のイエロー部分がシールです。
剥がれやすいので、可能であれば部分塗装推奨といった感じです。

肩の接続ジョイントは胴体内部から引き出す事ができ、前後に大きく動かす事ができます。
このあたりが可動に重きを置いたという「GUNPLA EVOLUTION PROJECT」のコンセプト構造になっていると思われる部分。

腕部のパーツ分割は素晴らしく、小範囲のイエローをシールで補うものの色分けが良好な上、合わせ目も出ません。
動力パイプも細かく造形されています。

前腕部側面には、グレネード・ランチャーのマガジンを取り付ける事ができます。
マガジンは両腕分付属しますが、左腕にはシールドを装備させる形となります。

グレネード・ランチャー先端のハッチは開閉し、グレネードが露出します。
グレネードはグレーで色分けされています。

旧HGUCより大型化されたフロントアーマー。
リアアーマー内側のモールドも細かくデザインされており、リアアーマー自体も可動します。

脚部はモモ側面に合わせ目が出ます。
また、↑の青枠部分のイエローは色分けされていないため、要塗装となります。(画像では部分塗装しています)

足裏に肉抜きはありません。モールドも細かいです。

WR形態への変形構造の恩恵で、脚は前後にめちゃめちゃ動きます。
「ここまで動かすポージングってないよな」って位置まで持っていけます。

バックパックは↑枠の「胴体内部から突き出たジョイント」に接続します。
左右とも、腕可動の邪魔にならないよう多少傾ける事ができます。
ただ、上部先端(画像右の赤枠)のホワイト部分は要塗装となります。

そしてこのゼータ最大の弱点がここ。
バックパックの赤いラインが色分けされておらず、ホイルシールにて色を補う事になる点です。
シールのサイズ感は合っていますが、角張った面に貼るため触っているとどうしても先端が剥がれてきます。
塗装派モデラーさんは、ここが重点的な塗装ポイントになると思われます。

ゼータガンダム、出撃!
底面にはスタンド用の3mm穴が空いており、アクションベースに対応しています。

それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!

ビーム・ライフルは合わせ目が出るうえ、細かな部分はシールになります。
一部色も足りないので、部分塗装推奨といったところ。

ビーム・ライフルは伸縮します。

シールド表面の突起部分(レッド部)はシールになります。
シールド内側の先端には、グレネードが別パーツで造形されています。

シールドは取り付け位置を変える事により、伸縮状態が再現できます。

こちらが伸びた状態。

ビーム・ライフルで攻撃!

アクション!


カッケェ!(>ω<;)

ビーム・ライフル先端にサーベル刃を取り付ければ、ロング・ビームサーベルになります。

ビーム・サーベルをサイドアーマーから引き出すギミックは、HG版ではオミットされています。

ビーム・サーベルで斬りかかるゼータガンダム!

サーベルは柄・エフェクト各2本付属し、二刀流も可能です。

グレネード・ランチャーで攻撃!

ライフル+サーベルで。

こちらがハイパー・メガ・ランチャー。
合わせ目は出ますが、良くも悪くも中身が空洞っぽくなっているのでそこまで重くありません。

側面のカバーを開き、フォアグリップを掴んで両手で構える事ができます。

ハイパー・メガランチャーをぶっ放すゼータガンダム!


それではWR形態に変形させてみます。
MGとは違い差し替えで変形させるため、ほぼ全ての部位を外す必要があります。

完成したウェイブライダー形態がこちら。

上、横から。

WR形態専用の専用ジョイントパーツが付属します。
安定してディスプレイする事ができるぞ!

ランディングギアも付属するので、

接地させた状態で展示する事もできます。

ハンブラビと交戦!



HGUC量産型ザクの頭が無改造で取り付けできるので、ゼータザクも再現可能だぞ!w

ジュドー「ザクか!」
イーノ「わぁ!待って!」
ジュドーのダブルゼータに墜とされそうになるイーノのゼータザク!

HGUCダブルゼータガンダムとゼータザクでディスプレイ。

エゥーゴのモビルスーツとパイロットフィギュアでディスプレイ。
※HGUCガンダムMk-II(エゥーゴ仕様・REVIVE)、HGUC百式(REVIVE)

ルー・ルカのフィギュアとディスプレイ。

HGUCリ・ガズィと比較。


HGUCゼータプラス(ユニコーンVer.)と比較。


HGBFライトニングゼータガンダムと比較。


プレバン限定のHGUCゼータガンダムU.C.0088と比較。
違いは↓のレビューでどうぞ。


本キットのリデコキットでディスプレイ。
※HGBF A-Zガンダム、HGUC ゼータガンダム(初期検証型)



RGゼータガンダムと比較。
RG版は2012年発売という事で、本キットの5年前に発売されています。

アップで比較。色分けやモールドの多さは、RG版が勝っています。

ビーム・ライフルを比較。

MG版のVer.2.0とVer.Kaも混ぜ、色々なゼータバリエーションでディスプレイ。
MG版を選ぶ場合は、より新しいVer.Ka版の方がオススメです。




最後に、機動戦士ガンダムZZの、ガンダムチームでディスプレイ。




満足だ……(>ω<)
HGUC ゼータガンダム【GUNPLA EVOLUTION PROJECT】の感想
という事でHGゼータガンダム(GUNPLA EVOLUTION PROJECT版)のご紹介でした。
旧版のHGUCゼータガンダムと比べ、「プロポーション」「色分け」「可動域」「合わせ目の少なさ(特に脚部前面に合わせ目が無い点)」に優れているため、今から組むならこのGUNPLA EVOLUTION PROJECT版一択で間違いないと思います。
とはいえ色分けに関してはまだ甘い箇所も多く、バックパックの広範囲なレッド部分をシールで補う点は弱点と言えそうです。
細かな部分でシールが付属しないところもあるので、できれば部分塗装推奨キットといった感じ。
弱点はあるものの、立たせておくだけでも惚れ惚れする見た目に仕上がっているのでゼータ好きには満足度の高いガンプラに仕上がっていると思うよ……(*´ェ`*)
以上、「HGUC ゼータガンダム(GUNPLA EVOLUTION PROJECT)」のガンプラレビューでした!

































