今回は「HG バウンド・ドック」のガンプラレビューです。
機動戦士Zガンダムに登場し、ロザミア・バダムとジェリド・メサが搭乗するバウンドドックをご紹介。
2020年発売。
全高約190mmと大型のキットになっており、変形ギミックを搭載。
特徴的なカラーリングは忠実な成形色で再現されており、アクションベース5も同梱します。
という事で、HGUCバウンド・ドックをいつもより画像数多めで徹底的にレビューしていきたいと思います!
HGUC バウンド・ドック
ティターンズの強化人間用可変試作型MA、バウンド・ドックのボックスアート。
ロザミアとジェリドの乗った赤のバウンド・ドックが再現された大型のHGとなります。
バンダイさん!プレバンでゲーツ機出すの知ってるんだからね……(*_*)←予言
※追記:ゲーツ機予約開始されました(2021 6/10)
ホイルシールは「モノアイ」「額」「脚部」を補うものが付属。
本キット、色分けがかなり優秀です。
付属品一覧がこちら。
※「ビーム・ライフル」「拡散メガ粒子砲」「ビーム・サーベル」「アクションベース用専用ジョイントパーツ」「手首パーツ(3種類に切り替え可能)」
サーベルのビームエフェクトパーツは1本余剰となります。
手首パーツは最近のMGやRE/100で採用されている事の多い、親指以外を交換するタイプのものが同梱します。
無色クリア成形のアクションベース5も付属します。
そして完成したHGUCバウンド・ドックがこちら。
特徴的なピンクを主体とした成形色が再現されているほか、イエローは蛍光色っぽい色になっています。
アクションベース5が同梱するものの、MS形態では安定して自立します。
この存在感よ……(*_*;)
一般的なHGシリーズよりランナー数が多いですが、1パーツがでかいので組み立て時間は思ったよりかかりませんでした。
後ろから見ても圧巻のボリュームですね。
まずは大きさを比較。
HGUCゼータガンダム(GUNPLA EVOLUTION PROJECT版)と比べた場合、2倍近い190mmの全高を誇ります。
頭部をアップで。額にある三角のイエロー部分はシールで色を補います。
アンテナはプラ同士のボールジョイント接続のようになっていて、ある程度動きます。
横から。モノアイは非可動で、光沢感のあるグリーンのシールを使います。
アップで見るとモノアイレールのディテールが細かいです。
頭部に合わせ目はありません。
首の動力パイプは軟質素材が使われています。
また、↑のように頭部の可動範囲がめちゃめちゃ広いです。
胴体は前後はめ込み式ですが、側面の合わせ目は段落ちモールド化されています。
腰部の動力パイプも軟質素材を使用。
バックパックの2基のバーニアは別パーツ化されています。
上半身は前後・左右と柔軟に動きます。
また、腰を撚る事もできます。
肩周りは間にショルダーアーマーを噛ませるようにして再現。軸が太く、ガッチリと接続されます。
一部ポリキャップを使うところはありますが、関節は基本的にKPSによる軸接続となります。
肩は大きく前へ動きます。ただ、デザインの都合上右肩はそこまで動かず。
右肩のイエローは別パーツにて色分け済みで、合わせ目も出ません。
右腕は大型のクローになっています。こちらも合わせ目無しです。
二の腕の動力パイプも軟質素材を使用。
肘関節は90度以上大きく曲がります。
腕部クローの色分けも優秀で、イエロー部・内側のグレーと細かく色分けされています。
一昔前ならイエロー部にシールが使われていたと思うので、色分けが優秀ですね。
左肩もピンク・イエロー・紺色と細かく色分けされているうえ、後ろ側(画像右)は細かく開口されています。
こちらも合わせ目はありません。
左腕をアップで。シールドは動きます。
シールドの色分けも非常に優秀です。イエローやグレーのような細かい部分も色分けされています。
左手のマニュピレーターは3種類に切り替え可能です。
左から「サーベル持ち手」「ライフル持ち手」「平手」で、親指は可動し親指以外を交換する形で切り替えます。
スカートの色分けも優秀かつ、合わせ目も出ません。
後方のスラスターは可動します。設定画ではスラスター内部がピンクになっているので、部分塗装するならこのあたりになりそうです。
特徴的なスカートを上と下から見た図。
内部にもモールドがぎっしりと刻まれています。
脚部は側面の青い部分に合わせ目が出ます。本キットの数少ない合わせ目箇所です。
その他関節パーツなどは段落ちモールド化されています。
フレーム部分をアップで。こちらの動力パイプも軟質素材で、足を曲げる際に邪魔にならないような作りをしています。
脚部クローはそれぞれ可動。足裏に肉抜き、合わせ目はありません。
本体に関しては、とにかく合わせ目の量が少ないです(*_*)
今回のバウンド・ドック、かなり出来がいいぞ……。
同梱するアクションベース5に展示する際は、↑枠の専用ジョイントパーツを使います。
このように股下に組み込む形で再現します。ガッチリと接続されました。
アクションベース5に展示したバウンド・ドックがこちら。
想像より本体が重くないので、安定して展示できました。
ビーム・ライフルがこちら。ここはさすがに合わせ目アリです。
ライフル持ち手にて、ガッチリと保持できます。
センサー部は、地味にクリアグリーンのパーツが使われています。
ビーム・ライフルで攻撃!
大迫力!
腕部クローを突き出すバウンド・ドック!
攻撃!
ビーム・ライフルはスカート右側面にマウントできます。(MA形態への変形の恩恵)
プラ同士の凹凸接続ですが、保持力は高いです。
ビーム・サーベルの柄は1本付属します。
クリアイエローのビーム刃はMGクラスの長いものが同梱します。
バウンド・ドック、ビーム・サーベルを抜刀!
アクション!
カッケェ!(>ω<;)
それではMA形態に変形させてみます。まずは上半身を90度横にし、右腕をスカートの内部に収納します。
顔を後ろに向け、左肩のみを上下反対にしてシールドを連結させます。
スカート後方のスラスターを後ろに向け、上半身を収納します。
右腕は前へ倒し、腕部クローをスカート内に収納。
スカート側面のパーツを開き、足を広げて脚部クローを動かします。
下から見るとこんな感じ。上半身が収納されました。
最後に、右側面にビーム・ライフルを。シールドだった部分の左側に拡散メガ粒子砲を取り付けます。
これでMA形態の完成です。ほとんど差し替えを必要としないのがスゴイですw
機首部分をアップで。機首の目のような部分には、クリアグリーンのパーツが使われています。
また、MA形態でもアクションベース5に対応します。(↑画像右のようにMS形態時とは違う凸軸に接続)
拡散メガ粒子砲で攻撃!
ゼータガンダムと交戦するロザミア・バダム!
HGUCゼータガンダムが小さく見える……(*´ェ`*)
ゼータヒロインズのロザミア・バダムとディスプレイ。
このフィギュア、劇場公開時に発売されたものなので今の目線で見ても出来がいいです。一緒に飾るのにオススメだよ!
ロザミア・バダム搭乗機でディスプレイ。
※HGUCギャプラン(塗装済)
ジェリド・メサ搭乗機でディスプレイ。
プレミアム・バンダイ限定のHGUC 1/144 バウンド・ドック(ゲーツ・キャパ専用機)と比較。
違いは、色だけです。
最後に、BB戦士版のバウンド・ドックとディスプレイ。
BB戦士版はカワイイぞ!(>ω<)
ただSDのバウンドドックを今から買うなら、ゲーツバウンドドックの方が付属品が多いのでオススメです。
HGUC バウンド・ドックの感想
ということでHGバウンド・ドックのご紹介でした。
大型のHGでは色分けが大味になりがちだと思うのですが、本キットに関しては色分けが超優秀です。
合わせ目も異常に少ないので、素組み派モデラーさんにはかなりオススメです(*_*)
あと、今回組んでいて思ったのはRE/100を組んでいる感覚に近かったという点です。ごく一部にポリキャップを使用するものの、関節のほとんどがず太いKPSによる軸接続になっているので、自立や変形が安定します。めちゃストレスフリーです。
もしもABS・ポリキャップを多用していた昔に発売されていたら関節強度や変形ギミックに無理の出るガンプラになっていたと思うので、2020年クオリティで立体化されて良かった機体だと思います。
無理やり弱点を挙げるとするなら、接地性がそこまで良くない点。ただ、それほど気になりませんでした。(自立は安定します)
個人的にはここ最近組んだHGの中で一番満足度が高かったので、非常にオススメだよ!(>ω<)
残るゼータ勢のキット化だと、ボリノーク・サマーンとサイコガンダムMk-IIぐらいかな……!?
以上、「HGUCバウンド・ドック」のガンプラレビューでした!