今回は「HGUC シャア専用ザク」のガンプラレビューです。
おなじみシャアザク(MS-06S)をご紹介。
2002年発売、HGUCナンバーは32番になります。
ファースト版のシャアザクはまだ需要があると思うので、オリジン版との比較や量産型ザクとの違いを含めじっくりと見ていきたいと思います!
HGUC シャア・アズナブル専用ザクII
ボックスアート背景にはガンダムを蹴り飛ばす名シーンが描かれています。
HGUC初のザクII系立体物で22年前に発売されました。
あまりにメジャー過ぎて正確な設定を把握していなかったので、まずは設定をおさらいしてみます。
……ザクって設定量多いからまとめるだけで大変っすw(>ω<)
それではガンプラレビューに戻ります。
ホイルシールはモノアイ部分のみ付属します。
このシャアザクさん、昔のガンプラながら元のカラーデザインがシンプルという事もありパーツ単位での色分けは良好です。
付属品一覧がこちら。
※「ザク・マシンガン」「ザク・バズーカ」「ヒート・ホーク(+マウント用ジョイントパーツ)」「ハンドパーツ×4」
後発のHGUC量産型ザクとの違いは成形色の他、「3連装ミサイルポッド」と「量産型の頭部(ツノ無し)」が付属しない点になります。
主にブレードアンテナ有り・無しで内容が異なるため、シャア専用ザクを塗装するだけでは量産型ザクは作れないためご注意を。(その逆も然り)
という事でササッと組み上げたHGUCシャア専用ザクがこちら。
成形色はピンクではなく、明るいオレンジになっています。
このファースト臭でむせかえるプロポーションよ……。
オリジン版とはまた違う良さがあるよね。
本体はブレードアンテナ以外HGUC量産型ザクと同じですが、一応こちらでも可動域・合わせ目を解説していきます。
腕は水平まで上がりますが、開脚は苦手。
フロントスカートもあまり上がらないため、膝立ちが苦手です。
上半身と下半身が一体化されているため、上半身はまわりません。
※後発のHGUC旧ザクではまわせるようになっています
ただ、肩の前方向への可動域はすさまじく、最近のガンプラと比べてもかなり動きます。
腕組みみたいなポーズもできるぞ!
ブレードアンテナが特徴的な頭部。
モノアイは唯一シールを使う箇所になりますが、モノアイの凸形状は造形されていません。
頭部の上下で合わせ目が出ます。
動力パイプは軟質素材でできています。
後ろにも一部合わせ目が出ますが、
モノアイを可動させるには外す必要があるため、モールド扱いにしていいかもしれません。
※頭部の下にツマミも無し
一応つまようじでモノアイシールのフチを動かせば可動させる事ができますが、シールに傷がつく事があるので非推奨です。
胴体は前後はめこみ式で側面(上部も)に合わせ目が出ます。
上から。肩のブロックやショルダースパイクアーマーにも合わせ目あり。
右肩のシールドは裏側が別パーツ化されており、色分けされています。
ポリキャップによるボールジョイント接続で、ある程度可動します。
腕の合わせ目は肩ブロック、前腕部に発生。
二の腕は筒状1パーツ成形です。
左肩のショルダースパイクアーマーはポリキャップによる軸接続で、ある程度可動します。
ランドセルは量産型ザクとは色が違い、真っ赤な成形色になっています。
フロントスカートは上へ少し可動します。
腰部左側面にはヒート・ホークをマウントできます。
プラ同士の凹凸をあわせるシンプルな接続方法なため、抜き差ししていると緩くなってくる可能性アリです。
リアアーマーの一部は開閉し、ザク・バズーカをマウントする事ができます。
が、ガッチリ接続されるわけではないためポロリしがちな部分。
脚部は↑に合わせ目が出ます。
側面の動力パイプは軟質素材の1パーツ成形です。
足関節は1パーツで合わせ目が出ません。
足裏には肉抜きなし。
足は引き出しギミックを搭載しています。
引き出して角度を変えれば、多少接地性が良くなります。
それでは武器を見ていきます!
まずはザク・マシンガンから。
照準スコープとフォアグリップは可動します。
ジャキッ!
フォアグリップを倒し、両手で構える事ができます。
肩の前方向への可動域の良さが活かされる部分です(*´ェ`*)
変な肉抜きがないので、どの角度から見ても見栄えがいいです。
ヒート・ホークは1パーツ成形で要塗装です。
ハンドパーツ穴のサイズと合っていないため、少しプラプラするのが弱点。
ヒート・ホークを振り上げるシャアザク!
ザク・マシンガンと。
ザク・バズーカのグリップ部分はオリジン版のように可動しませんが、フォアグリップと照準スコープはある程度可動します。
更に、このシャアザクには左の銃持ち手が付属します。
という事で、
付属する武器を全て構える事ができるぞ!(>ω<)
左の銃持ち手のジオンタイプ(丸指)がついてくるだけでお得感がありますね。
通常の3倍のスピードで接近するシャア!
ガンダムにキックを繰り出すシャア!
※HGUCガンダム(Gアーマー同梱)を使用
HGUCガンダムVer.G30を蹴るシャア!
HGUCガンダム(リバイヴ版)にも蹴りをくらわすシャア!
ガンダムに取り囲まれるシャアザク!
↑のHGUC各種ガンダムは全て形状が違うので、このシャアザクに合うタイプをチョイスするのもアリだと思うぞ!
ザクと作戦行動を開始するシャアザク。
HGUC量産型ザクと比較。
先述した通り、後発の量産型ザクにはシャアザクには付属しない「3連装ミサイルポッド」が付属します。※詳しくは↓
オリジン版のHGシャア専用ザクIIと比較。
実に13年の開きがあるキットになります。
ディテールだけでなく、スタイルや武装・成形色がまるで違います。
どちらのシャアザクもめちゃくちゃかっこいいっす!!(>ω<;)
MGシャア専用ザクVer.2.0と比較。
シャア・アズナブルコレクションのシャアフィギュアとディスプレイ。
一番くじB賞のシャアフィギュアとディスプレイ。
1年戦争でシャアが乗ったモビルスーツでディスプレイ。
HGUC シャア・アズナブル専用ザクIIの感想
ということでHGUC シャア・アズナブル専用ザクIIのご紹介でした。
本体はアンテナ以外HGUC量産型ザクと同じという事で、ファースト特有のプロポーションがバランスよく再現されていると思います。
ただ、今のガンプラ基準で見てしまうと可動域は狭いです。(特に上半身が一切まわらない点)
最新フォーマットで作られたオリジン版と比べると各部ディテールも圧倒的に少ないですが、あちらは別物のシャアザクとして見るのが正解だと思うのでROBOT魂のVer A.N.I.M.E.体型が好きなファンにはこちらがオススメといった感じ。
オリジン版とこちら、どちらも違うベクトルで良く出来たガンプラだと思いますぞ(*´ェ`*)
以上、「HGUC シャア・アズナブル専用ザクII」のガンプラレビューでした!