今回は「HG ダガーL」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムSEED DESTINYに登場する、ダガーLをご紹介。
2021年発売。
シンプルな出来ながら、少ないパーツ数で色分け良好。また、「HGシリーズ共通のストライカーパックシステム」と互換性があります。
という事で、HGCEシリーズで発売されたダガーLをレビューしていきたいと思います!
HGCE ダガーL
HGCEシリーズ新作、ダガーLさん。
105ダガーの改良機にあたるMSで、ストライカーパックシステムが採用されているのが特徴です。
ガンプラ的にも、過去のHGシリーズのストライカーパックと互換性が有りです。(最近のHGCEシリーズのみならず、SEED放映当時のHG GUNDAM SEEDシリーズとも互換性があります)
付属品はシンプルで、「M703k ビームカービン」「ES04B ビームサーベル×2」「シールド」が同梱します。
手首パーツは、左右の武器持ち手2つのみとこちらもシンプルな構成です。
本キットは腕や足関節などに「ストライクガンダムの関節ランナー」が流用されているため、ストライクのグレーのパーツが余ります。
※HGCEエールストライクガンダムでも使われていたランナーですが、大元をたどればHGBFビルドストライクガンダム フルパッケージの関節ランナーになります
そして完成したHGCEダガーLがこちら。
装甲色のホワイトは少しグリーンがかった色で再現されているほか、色分けはかなり優秀でホイルシールも付属しません。
パーツ数も少なく、サクサクと組み上げる事ができました。
最近のガンプラらしくABS不使用で、関節ランナーにはKPSが使われています。
関節強度もちょうど良く、一部のKPS系HGでありがちだった関節がふにゃつく弱点も克服されています。
それでは各部細かく見ていきます!
頭部から。メインカメラとトサカ部分にはクリアブルーのパーツが使用されています。
中はこんな感じで、色分けが優秀です。
頭部両側面のバルカン・ポッドには、M2M5 トーデスシュレッケン12.5mm自動近接防御火器が搭載されています。
が、頭部に組み込む形となるため着脱は不可です。
頭部は前後はめ込み式で、頭頂部の左右に合わせ目が出ます。
アンテナ先端には安全フラッグあり。
首パーツが可動するので、上を向く動作が得意です。
胴体は前後はめ込み式で、上部・側面に合わせ目が出ます。
色分けは良好で、胸部内のグレーは内部のパーツが露出する形で色分けされています。
肩はボールジョイント接続で、前後に可動します。
ショルダーアーマーは前後はめ込み式ですが、合わせ目は段落ちモールド化されていました。
上から見た場合、頭部と胴体に合わせ目が出る感じです。
腕部は↑枠部分に合わせ目がありますが、端に配置されているため実際はほとんど目立ちません。
腕の関節にはストライク系の関節パーツが使用されています。
腰部。左右にはビームサーベルのグリップをマウントしています。
シンプルなプラ同士の凹凸接続ですが、意外な事にポロリ率は低かったです。
サイドアーマーに収納されている「Mk315 スティレット 投擲噴進対装甲貫入弾」は展開ギミック含め、オミットされていました。
上半身を少し引き上げれば、360度回転します。
脚部は「モモ側面」「ヒザ下側面」に合わせ目あり。
モールドに見えなくもないようなパーツ割りになっていますが、設定画や作例を見てもここは合わせ目判断でOKです。
ヒザ関節にも、ストライク系パーツが流用されていたりします。
腕は水平以上上がり、開脚範囲もめちゃめちゃ広いです。
低価格系HGなのに、可動域が広いよ……(*´ェ`*)
ふくらはぎのスラスターは可動します。
足裏に肉抜きはなく、股間軸は可動式で底面にはスタンド用の3mm穴が空いています。
価格設定が安いので肉抜きのオンパレードかと心配しましたが、そこまで目立つ肉抜きはありませんでした。(足首の接続パーツとシールド裏程度)
手足の関節は90度以上曲がり、キレイにヒザ立ち可能です。
ダガーL、出撃!
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
M703kビームカービンから。
トリガー/トリガーガードは造形されていますが、人差し指をつきだした手首パーツは付属しません。
ただ、上下の合わせ目は段落ちモールド化されています。
シールドは前腕部の青い部分に引っ掛けるようにして持たせます。
ガッチリと保持できました。
裏側はグレーで要塗装(作例準拠)ですが表面は色分け良好で、赤い突起も別パーツで色分け済みです。
シールド裏側の肉抜きはちょっと目立つかな?
シールド自体基部でロール回転しますが、グリップはついていないので劇中のように手に持たせる事はできません。
ビームカービンで攻撃!
ヒザを着いて射撃。
この弱そうな感じがたまりません……w
ビームサーベルを装備させてみます。
ダガーL、ビームサーベルを抜刀!
アクション!
二刀流で。ビーム刃も2本付属します。
そして本キットの特徴が、ここ。
他のSEED系HGのストライカーパックシステムに対応しているため、
HGCEエールストライクガンダムのエールストライカーが無改造で装着できます。
HGCEのみならず、アニメ放送当時のHGシリーズであるHGストライクノワールガンダムに同梱するノワールストライカーにも対応します。
HGCE 1/144 ストライクダガー(左)、HG 1/144 105ダガー+ガンバレル(右2)、HG 1/144 105スローターダガー(右1)、と比較。
ストライクダガーは本キットのリデコキットのため近いクオリティで立体化されていますが、105系はフォーマットが違うためクオリティ的には今回のHGCEダガーLが勝っています。
もちろん、ガンバレルストライカーにも対応しているぞ!
※HG105スローターダガーのエールストライカーにも対応しています
ジェットストライカーを装備。
こちらはHGCEウィンダムに同梱するストライカーパックです。
HGCEウィンダムと比較。
本キットのリデコキット、HGCE 1/144 ダークダガーLと比較。
違いは成形色と、ダークダガーLの方には新規造形のMk39 低反動砲が付属する点となります。
最後に、プレミアム・バンダイ限定のHGウィンダム&ダガーL用拡張セットに同梱するドッペルホルン連装無反動砲を装備させてパシャリ。
HGCE ダガーLの感想
ということでHGダガーLのご紹介でした。
脚部の合わせ目は目立つものの、シールが付属しないほど色分け良好で可動範囲も広く、低価格なのが最大の売りだと思います(*´ェ`*)
ビームカービン用の武器持ち手が付属すれば嬉しかったですが、価格帯的に難しかったと思われ。
背部が寂しいので、プレバンの拡張セットとの合わせ買いがオススメかもしれません。↓
以上、「HGCEダガーL」のガンプラレビューでした!