今回は「HGUCイフリート」のガンプラレビューです。

ゲームソフト「機動戦士ガンダム CROSS DIMENSION 0079」に登場し、ウルフ・ガー隊のヘンリー・ブーン大尉が搭乗したイフリートをご紹介。
プレミアム・バンダイ限定品。
「専用ショットガン」のほか、「頭部・肩部・腰部・バックパック」が新規造形となっています。
という事で『炎神』の原点、HGUCイフリートをレビューしていきたいと思います!
HGUC イフリート

もはや改やシュナイドの方が知名度が高いであろうイフリートさん(*´ェ`*)
キット的には一般販売されたHGUCイフリート・シュナイドおよび改のリデコキットとなります。
スーパーファミコンの外伝機体が最新フォーマットでキット化されるとは、まさにプレミアム・バンダイ限定品の醍醐味といえますよね。

組み立て書とホイルシールがこちら。
ホイルシールは主に「フロントアーマー中央」「脚部」の色を補うものが付属します。

ちなみにHGUCイフリート改に付属する「脚部六連装ミサイルポッド」などが余剰パーツとして付属します。
ただ、イフリート改に組み替える事はできません。

そして完成したHGUCイフリートがこちら。
鮮やかな明るめのブルーを主体とした成形色ですが、イフリート改のブルーとは違う色合いになっています。

イフリート系の元祖という事で、スッキリとしたデザインですね。
ちなみにこのイフリートさん、グフとドムの中間のコンセプトで設計されたという機体です。
とはいえ、厳密な設定では↑の状態でも改造機という位置付けになっており、更に元祖の外見があるという複雑な設定になっていたりします。

それでは細かく見ていきます!

可動域から。手足は大きく広がりますが、モモがサイドアーマーに干渉するためヒザ立ちは少し無理が出ます。
また、腰はほぼんど撚る事ができません。
可動域に関してはリデコ元のHGUCイフリート・シュナイドと同じと思ってOKです。

頭部は頭頂部の黒いパーツがイフリート独特の形になっており、バルカンが搭載されているのが特徴です。
モノアイはシールですが、シール下には凸造形がありモールドもあります。
アンテナ先端には安全フラッグがありましたが、今回はカットしてあります。

ヘルメットを外しツマミを動かせばモノアイが可動します。
本当は頭頂部の黒いパーツを外して動かす仕様なのですが、このパーツがはずれにくいためヘルメットごと外した方が手っ取り早いです。
また、HGのイフリート系共通ですが、良くも悪くもモノアイが動きやすいため頭を振るだけでモノアイが可動しちゃったりします。

胸部は基本的にイフリート改と同じ形状です。
胸部左右にあるオレンジは、枠内のグレー部分がシールです。
左右にある突起部分のセンサーは色分けされていません。

「胴体」「腰側面」の合わせ目は段落ちモールド化されており、合わせ目が出ません。
バックパックのオレンジ部分はシールで色を補います。……結構集中して貼ったのに汚くなったぞ……w(>ω<;)

他のイフリート系と同様に、肩は外側に引き出す事ができ、前後に大きく動きます。

ショルダースパイクアーマーはボールジョイント接続で、

柔軟に動きます。
ただ、肩自体は前後はめ込み式になっていて上部分に合わせ目が出ます。ホワイトのトゲ部分は別パーツ化されています。

二の腕はイフリート改、シュナイドと同じで、筒型1パーツ。
肩内部ブロックと前腕部には合わせ目が出ます。トゲ部分は別パーツ化されています。

腕はロール回転します。(画像左)
細かな事を言うと、前腕部後ろ側の関節付近に合わせ目が出ます。(画像右)

手首パーツは左右の「武器持ち手」と、右の「ショットガン持ち手」、左の「平手」が付属します。

フロントアーマーは左右独立して可動します。このあたりの形状はイフリート改と同じです。

股間パーツまわりは角張った面にシールを多用するため、見栄えはちょっぴり悪いです。
このあたりは可能なら部分塗装推奨といったところ。

シンプルな脚部。ここはシュナイドとイフリート改のパーツが使われています。
足裏はつま先付近に肉抜きアリ。

カカト上の外装、白い部分は全面シールで色を補います。
足首パーツの甲にあるでっぱりもシールです。

専用ショットガンはグリップを交換できます。
リアアーマーに取り付ける用のジョイントパーツも付属します。

ジョイントパーツはガッチリ接続されますが、専用ショットガン自体は保持力が弱く少し安定しない感じです。どちらかに傾いてしまいます。

専用ショットガンを装備。ここは普通に合わせ目が出ます。
ちなみに、このショットガンはHGUCケンプファーに付属するショットガンと同じものだったりします。
専用ショットガンという名称ではあるのですが、「ケンプファーのショットガンと同型」という設定もあるとの事。

専用ショットガンを構えるイフリート!

平手を添えると雰囲気が出ますね。
右手のショットガン持ち手は軸部分にあらかじめ角度がついている形状をしているため、無理なく構える事ができます。

撃ちまくるイフリート!

グリップを大きなものに交換してみます。

この状態でも無理なく構える事ができますが、手首パーツの指がちょっと外れやすくなります。

専用ヒートサーベルを見ていきます。
サーベル刃は「発光していない状態」「発光時のクリアオレンジ」のパーツが2つずつ付属します。
また、切り替えるには分解する必要があります。

ヒートサーベルはジョイントパーツを介し、サイドアーマーに取り付け可能です。
サーベルを引っ掛けるだけのシンプルな構造なので、接続強度は少し緩めです。

イフリート、ヒートサーベルを抜刀!

二刀流!

ヒートサーベルを振り回すイフリート!

ショットガン+ヒートサーベルで。

ジャキッ……。

HGUCグフ(REVIVE)と比較。



天敵、ガンダムピクシー現る!

ドマイナー機体で殺し合う2体!

HGUCガンダムピクシーと比較。

スーパーファミコン時代の外伝機体が発売されるのって、良く考えたらスゴイよね……(*_*;)


HGのイフリートバリエーションで比較。
※左から「HGUCイフリート(本キット)」「HGUCイフリート(ダグ・シュナイド専用機)」「HGUCイフリート改」「JHGUCイフリート・イェーガー」「HGUCイフリート・ナハト(ウェザリング等済)」「HGUCイフリート・シュナイド」
全て別作品に出るのが面白いです。

この中で一般発売されているのは、ガンダムUCに登場するHGUCイフリート・シュナイド(一番右)のみです。

頭部を比較。

胴体と腰を比較。

ショルダーアーマーを比較。

左腕を比較。

脚部を比較。このように、外装部分の変化が多く付属武器も違うものが付属するため、バリエキットといえどそれぞれ特徴的なガンプラに仕上がっています。

あなたはどのイフリートが好みかな……?






HGUC イフリートの感想
という事でHGUC イフリートのご紹介でした。
各部イフリート特有の形状が新規造形で再現されており、他イフリート系と比べスッキリとしたデザインが再現されています。
目立つ合わせ目は肩アーマーと武器ぐらいですが、カカト上の外装や股間部・ダクト部など、シールを使う部分はそこそこ多いです。(イフリート改ほどではありませんが)
また、各武器のジョイントパーツとの接続強度がちょい緩なので、そのあたりは要調節といったところです。
以上、「HGUC イフリート」のガンプラレビューでした!












