今回は「HGUC イフリート改」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINYに登場し、ニムバス・シュターゼンが搭乗するイフリート改をご紹介。
プレミアム・バンダイ限定品になります。
特徴的なスパイクアーマー、2本のヒートサーベル、脚部6連装ミサイルポッドなどが新規造形で付属します。
という事で、HGイフリート改を他のイフリートタイプとの比較画像を含めてレビューしていきたいと思います！
HGUC イフリート改
ニムバスのイフリート改。イフリートバリエーションの中でも知名度の高い機体ではないでしょうか。
待望のHG化です！(>ω<;)
組み立て書はプレバン特有の白黒の紙が付属します。
そして完成したHGUCイフリート改がこちら。
HGUCイフリート・シュナイドのリデコキットになりますが、鮮やかなオレンジとブルー主体の成形色に変更されており、各部外装や武器が新規造形となります。流用箇所は主に関節パーツです。
今回はパパッとスミ入れだけしてみました。
パッと見でおわかりいただける通り、脚部6連装ミサイルポッドのホワイト・グレー部分はシールで色を補う仕様です。
他タイプのイフリートと比べシール感が目立つため、可能なら部分塗装推奨キットといった感じです。
それでは細かく見ていきます！
可動域はシュナイドと同様、モモがサイドアーマーに干渉するためモモを上げる動作がちょい苦手です。また、腰はほとんど撚る事ができません。
ただ手足は大きく広がり、関節も90度以上曲がります。
肩可動など優秀な部分もあるのですが、全体的にみて可動域はちょい狭いといったところです。
頭部をアップで。モノアイは光沢感のあるピンクのシールを使用します。
モノアイ自体には凸造形アリ。アンテナ先端には安全フラッグがありましたが、今回はカットして尖らせてみました。
頭頂部の黒いパーツを外せばツマミが露出し、モノアイを動かす事ができます。
ただモノアイの接続強度が緩く、良くも悪くも顔を振ればモノアイが動いてしまう感じです。
胴体まわりはパーツ分割による色分けが優秀で、胸部左右にあるピンクのセンサー部のみシールで色を補います。
また、胴体は前後はめ込み式になっていて合わせ目は段落ちモールド化されています。
バックパック中央下部の黒い部分はシールで色を補います。上部・側面などに合わせ目が出ます。
イフリート改の特徴である新規造形のショルダースパイクアーマーは、合わせ目無し構造です。
前後のトゲ部分は別パーツになっています。
他のイフリートタイプでは合わせ目が出る部分なので、本キットの優れている部分と見て間違いないです(*´ｪ`*)
肩は外側に引き出す事ができ、前後に大きく可動します。
シュナイドの肩フレームを使用しているため、その長所を引き継いでいます。
腕部の2連装グレネードランチャーは新規造形で、他のイフリートとは違う改独自のパーツになっています。
オレンジのグレネードは内部からパーツが露出する構造で、色分け良好です。
フロントアーマーは中央をカットすれば、左右独立して可動します。
股間部分のオレンジと中央のブラックは角張った面にシールを使うため、ちょっぴり見栄えが悪いです。
脚部は外側の増加装甲が新規造形で、イフリート改特有の形をしています。
ただ色分けは甘く、このあたりの大部分のホワイトをシールで補う事になるのが弱点です。
シール感が目立つので、素組み派モデラーさんにはちょっぴり厳しい部分です(>ω<)
脚部の6連装ミサイルポッドの色分けも甘く、グレー部分はシールです。
特に裏側（画像右）は平坦な見た目になるため、こちらも部分塗装推奨といったところ。
シールを貼らない場合は「ミサイル部分の○モールド」が刻まれています。
足首パーツの甲にある突起のオレンジ部もシールです。
足裏は多少肉抜きがあります。
ヒートサーベルはジョイントパーツを介し、バックパック左右に取り付ける事ができます。
スポスポ抜ける事はありませんが、サーベルとジョイントパーツの接続強度はちょい緩です。
ちなみにジョイントパーツはサイドアーマーにも接続できるので、どちらか好きな方に装備する事ができます。
肩・腕まわりの可動域が広いので、収納状態のヒートサーベルをつかむ事ができます。
イフリート改、ヒートサーベルを抜刀！
サーベル刃は独特の形をしたクリアオレンジのパーツが２つ付属します。
ジャキッ……。
シュナイドとナハトが忍者だとすると、改は武士っぽいイメージですね。
斬りかかるニムバス！
「私は誇り高きジオンの騎士。ジーク・ジオン！」
昔友人が、とあるソシャゲでニムバスを出して大喜びしていたのを思い出しました……(*_*)←いらん情報
宿命の天敵、ユウ・カジマ扮するブルーディスティニー1号機と交戦！
HGUCブルーディスティニー1号機EXAM（つや消し済）と比較。
HGのイフリートバリエーションで比較。
※左から「HGUCイフリート」「HGUCイフリート（ダグ・シュナイド機）」「HGUCイフリート改（本キット）」「HGUCイフリート・イェーガー」「HGUCイフリート・ナハト（微加工済）」「HGUCイフリート・シュナイド」
頭部を比較。
上半身と腰部を比較。
肩を比較。肩の合わせ目が出ないのは今回のイフリート改のみです。
左腕を比較。
脚部を比較。今回の改の脚についている6連装ミサイルポッドは、HGUCイフリートにも余剰パーツとして付属します。
HGUC イフリート改の感想
という事でHGUCイフリート改のご紹介でした。
他のイフリート系と比べ、脚部やミサイル・ポッドにシールを多用するため色分けは甘めなキットとなっています。
ただ、ショルダースパイクアーマーに合わせ目が出ないため作りやすい部分もあるといった感じ。
外装ブルーとオレンジの成形色自体は発色が良く、何よりイフリート改が今風のガンプラフォーマットで入手できるので満足度は高いと思いますが、どちらかというと塗装派モデラーさん向けキットかもしれません。
プロポーションやヒートサーベルまわりは超かっこいいので、手を加えるモデラーさんにはオススメ、といった感じです！
以上、「HGUC イフリート改」のガンプラレビューでした！
