今回は「HGUC Ex-Sガンダム」のガンプラレビューです。

ガンダム・センチネルに登場し、リョウ・ルーツが搭乗するEx-Sガンダム(イクスェスガンダム)をご紹介。
2002年発売。
23年前に発売された古いガンプラになりますが、今のガンプラ基準で見ても驚異的なプロポーションを誇ったキットに仕上がっています。
ただ合わせ目も莫大な量、色分けも甘く可動域も狭いという、かなり尖ったキットになっているので、そのあたり解説しつつレビューしていきたいと思います!
HGUC Ex-Sガンダム(イクスェスガンダム)

早速ですが完成したHGUC Ex-Sガンダムがこちら。
読み方はイーエックスではなく、何気にイクスェスガンダムだったりします。
今回は素組みでは合わせ目の量と色分けされていないところが多かったので、全部の合わせ目を消しフル塗装にて仕上げました。

……このガンプラ、作るのがメチャメチャ大変でした。
全身ありとあらゆるところに合わせ目があり、ありとあらゆるところ色が足りませんw

普段塗装をしても1日~1週間以内で完成させる早組みをモットーとする私ですが、一ヶ月位かかったぞ!(>ω<)

HGUCではほかにも「ExではないSガンダム(スペリオルガンダム)」も発売されていますが、Sガンダムと比べるとパーツ量はかなり多いです。

色の足りない「グリーンのセンサー系全部」「アンテナ以外のイエロー全部」「脚の甲」「バックパックの水色・ダクト内グレー」は、シールも付属しないという鬼畜仕様になっていましたw

ちなみに可動もほぼしないよ!

そのかわり造形自体は今の最新キットに負けないぐらい……いや、勝っているのではないかと思うほどセンチネルファンの心を揺さぶるプロポーションが再現されていると思います。

ヤバイわ……マジでかっこいい。
それでは各部アップで解説していきます。

頭部から。色分けされていない箇所が多く、「アンテナ中央(レッド部)」「センサー(グリーン部)」「顔の両サイド(イエロー部)」は衝撃の色分け無しです。

口の先端は少し尖らせてみました。

マーキングシール(テトロンシール)が付属しますが、今回はその他にも色々なキットから水転写デカールを持ってきて貼ってみました。

ブルー、レッドといった濃い色の装甲部分にはホワイトのデカールが映えると思ったので、ホワイトのマークが多いMGガンダムデスサイズEW用のガンダムデカールを使用してみました。

頭部後ろ側はミッドナイトブルーで塗装。(汚くてスミマセン)

センチネル系は情報量が多くてナンボだと思うので、普段あまり好きではないデカール貼り頑張りました……楽しい以上に辛かったですw(*´ェ`*)


肩の大きなマークは、キットに付属するマーキングシールをデザインナイフで淵ギリギリまでカットして貼ってみました。

右肩も。

つや消しのトップコートをかけたら少しは目立たなくなるので、付属のマーキングシールでも十分いけると思います。

サブアーマーの細かな凹み部分なども塗装。

↑のレッド部も衝撃の色分け無しだったので、要塗装です。

大型バックパック内側のライトブルーやグリーン部分も要塗装です。

古いHGUCなので、股下にアクションベース用の穴は空いていません。
という事で、上記部分に穴を開けてポリキャップを組み込み、無理矢理アクションベースに対応させました。(めちゃめちゃ雑だけどw)

レッド部に白いデカールを貼ると映えますね。ここは狙い通り。

大腿部ビームカノンには、他キットから連邦軍のドライデカールを持ってきて貼りました。

ビーム・カノンや、

ヒザの細かなグリーンも色分けされていないので、要塗装です。

小さな黄色い部分や脚の甲(ミッドナイトブルー)も色分けされていません。
このあたりも要塗装です。

デカールはMGガンダム5号機についていたドライデカールを貼ってみました。

それでは武装を見てみます。

こちらがビーム・スマートガン。色分けはかなり甘々な事になっており、

ディスクレドームは一切色分けされていません。
……なんか塗りが汚いけど完全に集中力が切れてたと思うw

ババン!
造形に関しては本当に神がかってるガンプラです……(涙


「よくもダチを二人もやってくれたなぁ!礼はさせてもらうぜ!」

無理矢理浮かせてみました。めっちゃ重いです。

ゼクアインと遭遇するイクスェス!

ガンダム・センチネルとZ-MSVのガンプラでディスプレイ。







HGUC Ex-Sガンダム(イクスェスガンダム)の感想
ということでHGUC Ex-Sガンダムのご紹介でした。
合わせ目部分をじっくり紹介したかったのですが、ぶっちゃけ合わせ目が出ない箇所の方が圧倒的に少ないので省略させていただきましたw
本キットはHGUCナンバー22番の初期のキットというのもあり色分けはほぼされておらず可動もほぼしません。(もちろん変形も無し)
わたくし今までガンプラ900体ほど組んできましたが、今まで作ったキットの中で一番合わせ目が多かったと思います。(旧キットを除く)
まだHGUCだからいいものの、MGとかどんな感じなのだろうと思ってしまった。
注意点として、追加装甲無しのSガンダムに組むことは出来ないのでご注意を。
総評としては、素組みでは満足いかない古いガンプラといった感じです。
合わせ目を消しまくり、細かなところを塗ってデカールで情報量を増やしまくればかっこよくなる磨く前の原石的ガンプラだと思います。
今回タミヤのウェザリングマスターBの「スス」で各部に汚し表現をしていましたが、このツールは筆も同梱し、お手軽に汚せるのでめちゃめちゃオススメです。
本当に手間のかかる子でしたが……完成した時の感動は凄まじいものを感じましたね……。
造形に関しては今の目で見ても超絶かっこいいです。
Ex-Sガンダム好きで気合いを入れてガッツリ作るぞ!って方には最高のガンプラである事は間違いないでしょう。
わたくしお気軽ヤワモデラーなのでもう一度作れと言われたら即答で断るぐらい手間がかかりますが、本気で作ればかっこいいEx-Sガンダムが組めると思います。
という事で、総評的には「ガチ勢のモデラーさん」「スキルアップを目指すモデラーさん」には、強くオススメいたします。
以上、「HGUC Ex-Sガンダム(イクスェスガンダム)」のガンプラレビューでした!



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