今回は「HG ジム・キャノン(空間突撃仕様)」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムTHE ORIGIN MSDで設定されたジム・キャノン(空間突撃仕様)をご紹介。
プレミアム・バンダイ限定品になります。
オリジンのジム系ランナーを使用したバリエーションキットになり、新規造形として「頭部」「胴体」「ランドセル」「360mmロケット砲」が付属。
ナンバリングマークを再現する専用のマーキングシールも付属します。
という事で、オリジンジムの新作HGジム・キャノン(空間突撃仕様)のレビューいってみます!
HG ジム・キャノン(空間突撃仕様)
という事で、MSV臭がプンプンする設定のジム・キャノンになります。
ホイルシールは頭頂部センサーとコクピット、股間のV字を補うものが付属。
マーキングシールはコーションレターやライン、ナンバリングマークが印刷されたジム・キャノン(空間突撃仕様)専用のシールになっています。
付属品は「360mmロケット砲」「ビーム・スプレーガン」「ハンドパーツ×3」と、シンプルな内容。
設定的にビーム・サーベルは装備していないため、武器数は少ないです。
完成したHGジム・キャノン(空間突撃仕様)がこちら。
新規造形部分は「頭部」「胴体」「ランドセル」「360mmロケット砲」になります。
※各パーツについては後述
ジムらしいというか、往年のMSVらしい成形色になっていますね。
落ち着くわ……
とはいえオリジンMSDという事で、体型は現代風な細身のジムにアレンジされています。
それでは細かく見ていきます!
可動域は他のオリジンジムとほとんど同じで良く動きますが、ロケット砲が干渉するため右肩の可動が少しだけ狭くなっています。
同じ理由で、頭部の左右方向への可動域も狭いです。
ここはデザイン的に仕方ない部分かもしれません。
頭部センサー部はクリアブルーのパーツが使用され、奥のメカニカルな造形が透けて見えます。
頭頂部レッドはシールで補います。
後頭部には特徴的な2本のアンテナ。(新規造形)
頭部は前後はめ込み式で合わせ目が出るように見えますが、公式の作例基準ではモールド扱いになっていました。
※段落ち処理はされていません
このあたりはMSV(MSD)のガンプラという事で、処理するかはご自由に的な感じだと思われます。
胴体も新規造形で、右胸部はロケット砲を装備できる形状になっています。
お腹のコクピット部(グレー)はシール。
胴体側面の合わせ目も公式作例では合わせ目ではありませんでした。
空間突撃仕様の右胸部装甲はジム・キャノンとは形状が違うため、今後ジム・キャノンが発売されても流用は効かなそうです。
このキットの売りといったところですね。
胴体の黄色いラインや機体ナンバーのマーキングシールがいい感じっす(>ω<)
レトロな雰囲気を感じますね。
上半身はエグいぐらい倒せます。
360mmロケット砲は軸接続で、
3パーツ構造のシンプルな作りをしています。
銃口部分の穴は少し浅め。
ランドセルの左側面はビーム・サーベルのマウント部が除かれ、専用のディテールが追加されている新規造形のカバーパーツで再現されています。
360mmロケット砲は前後に多少傾きます。
左右にも。頭部に干渉するため、顔を左右に振る動作は苦手です。
肩周りは従来のオリジンジム同様、合わせ目が出ません。
前後に大きく可動します。
腕も合わせ目がありません。
赤いラインはマーキングシールで補います。
腰も合わせ目無しで、専用のマーキングシールが付属します。
※MSV-Rの設定画に忠実なナンバリングと位置になっていました
脚の付け根が前後にスイングするギミックを搭載。
脚の前後可動範囲が広いです。
ノーマルのジム・キャノンと一番形状的変化が多い脚部。(とはいえ今までのオリジンジムの流用部分)
前後・左右とパーツ分割されており、合わせ目が出ません。
スラスター形状は設定通りジム・スナイパーと同じになっています。
足裏には肉抜きがありません。
スリッパ部は前後左右に大きく可動するため、接地性に優れています。
手持ち武器はビーム・スプレーガンのみです。
従来のオリジンジムと同じ形状のもので、2パーツのシンプルな構造です。
それではアクションポーズいってみます!
ビーム・スプレーガンを構える空間突撃仕様!
股下にはいつもの3mm穴が空いており、スタンドに対応しています。
このキットに付属する武器はビーム・スプレーガンと肩の360mmロケット砲のみとなります。(一応バルカンもあるけど)
シンプル……(*´ェ`*)
少し緩いですが、スプレーガンは腰部にマウント可能です。※仕様外
宇宙特化仕様という事で、浮かせてディスプレイすると映えますね。
カッケェ!
頭部可動こそ苦手ですが、本体はめちゃめちゃ動きます。
膝立ちも綺麗に決まるぞ!
ジャキッ!
この弱そうな顔がタマラン……
ジム・インターセプトカスタムと共闘!
ボックスアート風。
他のジムと一緒に飾ると魅力が爆上がりしますね。
HGジム・インターセプトカスタムと比較。
共通パーツは多いです。
連邦軍のエース部隊出撃!
顔は空間突撃さんが一番カワイイと思う(*´ェ`*)
うしろにある2本のアンテナがやぼったくて最高だよ……。
HGのオリジン系ジムでディスプレイ。
※左から「HGジム・ガードカスタム」「HGジム・インターセプトカスタム」「本キット」「HGジム・スナイパー(プレバン)」「HGジム・ナイトシーカー(プレバン)」
片側だけにキャノンっぽいものを装備したガンプラでディスプレイ。
※左から「HGUCフルアーマーガンダム7号機(塗装済)」「HGヘビーガンダム(イングリッド0専用機・HGヘビーガンダムを塗装したもの)」「HGガンキャノン最初期型 鉄騎兵中隊機(ウェザリング済)」
最後に、本キットのリデコキットであるHGジム・キャノン(ロケット・バズーカ装備)とディスプレイ。
主な違いはロケット・バズーカの有無です。詳しくは↓のレビューでどうぞ。
HG ジム・キャノン(空間突撃仕様)の感想
ということでHG ジム・キャノン(空間突撃仕様)のご紹介でした。
まず一番の特徴である360mmロケット砲ですが、シンプルな3パーツ構造ですが往年のファンは満足する見た目になっていると思います。
新規造形の頭部、クラシックな成形色と相まりMSV(MSD)臭でむせかえるキットになっていると思いました。
弱点としては「バルザック式380mmロケット・バズーカ」が付属しなかった点。
MSD設定では装備していない可能性あるのかな?(この辺の違いよくわからんw)
長所としてはパーツ分割による色分けが優秀で合わせ目があまり出ない点。(先述したように公式作例ではほとんどの合わせ目がモールド扱いでした)
成形色も安っぽい色ではなく深みのある色で再現されているため、素組み派モデラーさんでも高品質なジム・キャノンが組めると思いますぞ!
安定のオリジンジムクオリティで間違いないです。
以上、「HG ジム・キャノン(空間突撃仕様)」のガンプラレビューでした!