今回は「HGジム・ナイトシーカー」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダム THE ORIGIN MSDより、ジム・ナイトシーカーをご紹介。
プレミアム・バンダイ限定品になります。
特徴的な「頭部」「外装」「専用ビーム・ガン」が新規造形により再現されており、オリジナルの新規マーキングシールも付属。
また、「マーカー・ポッド仕様」「センサー・ポッド仕様」と２種類の頭部が同梱します。
という事で、MSD版ジム・ナイトシーカーをレビューしていきたいと思います！
HG ジム・ナイトシーカー
「夜の狩人」の名を持つ、RGM-79Vジム・ナイトシーカー。
強襲任務を目的に開発されたモビルスーツで、ガンプラ的には「頭部」「胸部」「腰部」「脚部」「ランドセル」「武器」が新規造形になっています。
ちなみに、本キットではジョニー・ライデンの帰還に登場するヴァースキ（ヤザン）機に組む事はできません。（詳しくは後述）
ホイルシールと、オリジナルの専用マーキングシールが同梱します。
付属品一覧がこちら。
「専用ビーム・ガン」「ビーム・スプレーガン」「ビーム・サーベル」「マーカー・ポッド仕様の頭部（交換用）」「手首パーツ×６」
頭部は２種類まるまる付属し、いつでも切り替え可能です。
多彩な手首パーツも同梱していて、左右の「武器持ち手」「銃持ち手」「平手」の計６個が付属。左の銃持ち手が同梱するのが地味に嬉しいぞ……！(>ω<)
こちらが余剰パーツ。主にナイトシーカーでは使わない「胸部」「脚部まわり」が余ります。
ビーム・サーベルは柄・ビーム刃ともに１本余ります。（本体にマウントできるのが１本のため）
そして完成したHGジム・ナイトシーカーがこちら。
元をたどればHGジム・ガードカスタムの色違いランナーが流用されていますが、クリーム色と黒を主体としたカラーリングに変更されているほか頭部・胸部・武器が特徴的なジムに仕上がっています。
ちなみに↑の右側がMSV版のジム・ナイトシーカーの設定画。
今回はMSD版という事で洗練された細身のプロポーションで再現されていますが、マーキングシールはMSV版とかなり近いデザインになっていました。
↑特徴的なマーク、ヒザの02および白いライン、黄色いコーションマークなどほとんどMSV版と同じデザインになっているのがたまらないぞ……(*ﾉｪﾉ)
昨今ではコミック「ジョニー・ライデンの帰還」でヴァースキ（ヤザン）が乗っていた事でもクローズアップされていたので、そのイメージも相まり強者感がにじみ出たジムに見えます。※ただ、本キットではヴァースキ機の再現は不可です
それでは各部細かく見ていきます！
可動域はめちゃめちゃ広く、手足は大きく広がります。
基本骨格はオリジンのHGジム系が使われているため、長所がそのまま引き継がれています。
手足の関節は180度弱曲がり、上半身も柔軟に動くのでキレイなヒザ立ちが可能です。
上半身は360度回転。可動に関しては不満が一切ない作りをしていると思います。
センサー・ポッド仕様の特徴的なバイザーには、クリアブルーのパーツが使われています。
ただ、センサー部分（右側面）のブルーやトサカ前後のセンサーはシールで色を補います。
頭部は前後はめ込み式で、頭頂部・側面に合わせ目が出ます。
後頭部に貼るマーキングシールはかなり小さく、情報量の多い見た目が再現できます。
センサーとバイザーをアップで。
左が「センサー・ポッド仕様」、右が「マーカー・ポッド仕様」の頭部で、２種類同梱するためいつでも切り替えることができます。
マーカー・ポッド仕様のアンテナまわりは一部ホイルシールで再現。
設定的には指揮官機および誘導機がマーカー・ポッド仕様で、信号を同隊機のセンサー・ポッド仕様に発信して任務を遂行するとの事です。
胸部スラスターまわりが新規造形で、ボールジョイント接続によりフレキシブルに可動します。
ジム・ナイトシーカーの特徴の一つです。
コクピットハッチはグレーのシールで色を補います。
胴体側面の合わせ目は段落ちモールド風になっていました。
上半身は前後・左右と大きく動きます。
エグいほど動きますが、後ろから見ちゃダメだよっ……ｗ
上から見た場合、「頭部」「ランドセル上部のスラスター基部」、あと厳密にいえば「サーベル柄収納付近」に合わせ目が出ます。
肩はボールジョイント接続で、大きく前後に可動します。
腕部に合わせ目はありません。すべてモールド位置になっています。
マーキングシールがオシャレっす……(*´ｪ`*)
スラスターアームは４箇所の軸により細かく可動します。
特徴的な腰部まわりの外装は新規造形です。
足の基部パーツは前後に可動します。
脚部は関節パーツを含め、合わせ目はありません。
ふくらはぎはスラスター無しの形状になっています。
足裏には肉抜き無し。股下は後方にアクションベース用の3mmジョイント穴が空いています。
ジム・ナイトシーカー、任務開始！
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます！
専用ビーム・ガンから。新規造形です。
ごく一部に合わせ目が出ますが、基本的にはモールド位置にくるようなパーツ構造になっています。
設定的には、ジム・ライトアーマーと同系統となるエネルギーＣＡＰ式の専用ビーム・ガンです。
ジム・ナイトシーカー、専用ビーム・ガンで攻撃！
手を添えて。平手は両手分同梱します。
接地性が高く、大きく開脚して派手なポージングが可能です。
ヒザをついて。
銃持ち手は左手分も付属します。これは地味に嬉しい部分だぞ！(>ω<;)
攻撃！
ビーム・スプレーガンは他のオリジン系HGジムと同じものが同梱します。
銃持ち手が両手分付属する恩恵で、２丁持ちで展示できます(*´ｪ`*)
カッケェ！（涙
ジム系らしく、ビーム・サーベルはランドセル左側に１本だけ装備しています。
腕関節の可動域が広いので、収納状態のサーベル柄をつかむことができます。
ジム・ナイトシーカー、ビーム・サーベルを抜刀！
仕様外ではありますが、余剰パーツで１本サーベルが余るので二刀流にする事もできます。
飛びかかるジム・ナイトシーカー！
頭部をマーカー・ポッド仕様に切り替えた状態で何枚かいってみます。
選択式ではなく、頭部が２つ付属するのがいい感じ。
本キットではヴァースキ（ヤザン）機を再現する事ができない点は前述しましたが、ヴァースキ機に改造したいモデラーさんは多いと思います。
※↑はフェダーイン・ライフルとハイザックのシールドを持たせただけの状態
ヴァースキ機は近代化改修機となるため、ジムIIIをベースとしています。
という事で、本体の「肩アーマー＋腕」「腰部」「脚部」がジムIII風になっているのが特徴です。
また、装備する武器は「フェダーイン・ライフル」「海ヘビ」「ビーム・ダガー」。フェダーイン・ライフルと海ヘビはHGUCハンブラビから持ってくれば問題ありませんが、ビーム・ダガーは両サイドアーマーに収納されているためサイドアーマーの改造も必須となります。ガンダムピクシーとかから持ってきて改造するのが楽かもしれません。
シールドはハイザックのシールドですが、表面の十字が無いデザインです。
その他細かい事を言えば、バイザーやトサカ前後のセンサーがブルーからレッドに変更されていたりもします。
腕に自信のあるモデラーさんは、HGUCジムIIIやハンブラビ、ハイザックなどを使って大改造してみるのも面白いかもしれません。
ちなみにヴァースキ機の設定画はジョニー・ライデンの帰還の４巻
カラーページと扉絵に細かく描かれているので、改造を考えているモデラーさんにはマストアイテムだと思います。
オリジンシリーズの色々なHGジムバリエーションでディスプレイ。
※左から「HGジム・ガードカスタム」「HGジム・インターセプトカスタム」「本キット」「HGジム・スナイパーカスタム」「HGジム・キャノン（空間突撃仕様）」
HG ジム・ナイトシーカーの感想
ということでHGジム・ナイトシーカーのご紹介でした。
オリジンシリーズのジムらしく、とにかくメチャメチャ動くのが特徴です。
一部合わせ目は出るものの、胴体・腕・脚部は合わせ目無し構造で素組みでもキレイなジム・ナイトシーカーを再現しやすいです。
ヴァースキ機こそ再現できないものの、頭部・胴体・ランドセル（＋スラスター）まわりは改造派モデラーさんにはたまらないパーツになっているのではないでしょうか。
センサー・ポッド仕様、マーカー・ポッド仕様でイメージが大分変わるので、２個買い（もしくは改造用に3個買い）もオススメです。なんか将来プレミアつきそうな気配がするので、プレバンで売られている間での購入がオススメかもしれません(>ω<;)
以上、「HG ジム・ナイトシーカー」のガンプラレビューでした！
