今回は「HGジム/ジムII/ジムIII セット」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムシリーズに登場する、HGのジムセットをご紹介。
2023年発売、ガンダムベース限定品になります。
全世界のガンプラファンに向けた公式ガンプラ総合施設「ガンダムベース」の限定ガンプラとして発売され、成形色が変更された「HGUCジム」「HGUCジムII」「HGUCジムIII」が同梱。
プラモデルオリジナルの水転写式デカールや、ジムII用の追加ハンドパーツが付属します。
ということで、HGジムセットをレビューしていきたいと思います!
HG 1/144 ジム/ジムII/ジムIII セット
ガンダムベースのジムセット。
2001年発売の「HGUC 1/144 ジム」、2011年発売の「HGUC 1/144 ジムII」「HGUC 1/144 ジムIII」(いずれも一般発売)が同梱しますが、今回は成形色が変更され、水転写デカールが付属し、ジムIIの追加ハンドパーツが同梱するという、3つの売りポイントがあるガンプラセットに仕上がっているよ……!(>ω<)
価格は4,730円(税込10%)です。
組み立て書は、それぞれ一般発売されているものと白黒の紙が1枚付属します。
今の時代、これらを一般で入手するのも苦戦する状態になっているので、こういうセット販売の発売は普通に嬉しいですよね。
こちらがジムセットのオリジナル水転写デカールと、ホイルシール。
ジムIIのみホイルシールではなく、水転写デカールを使用します。
ジムとジムIIIは、通常版と同じシールが付属する感じです。
付属品一覧がこちら。
詳しくは各ジムごとで解説しますが、「ジム」のみビーム刃一体型の1色1パーツのビーム・サーベルになっています。(ベースキットのまま)
ということで、完成したジム/ジムII/ジムIIIがこちら。
HGが3体入っているので、ボックスサイズは昔のMG並でした。
一気に3体入手できるのが、嬉しいよね……。
それでは各ジムをそれぞれ見ていきます!(>ω<)
ジム
ベースキットのジムは2001年に発売。
HGUCナンバーでいうと20なので、レトロ味を感じる内容になっているのが特徴です。
それもあってか、原作のイメージを損なわない「やられ役」を感じるプロポーションで立体化されている気がします。
一般発売のHGUC 1/144 ジム(左)と比較。
ご覧のようにアニメカラーを意識したような色合いに変化していて、装甲やフレームが緑がかった装甲色で再現されているのが見て取れます。
こう見比べてみるとかなり色が違うので、その点も本キットの売りの一つといったところ。
アップで比較。あなたはどちらの色がお好み……?
頭部のメインカメラは、クリアグリーンのパーツが使われています。
時代を考えると、なかなか良くできた作り。
ビーム・スプレーガンとシールドがこちら。
スプレーガン用の、専用持ち手が付属します。
ピシュンピシュン……ビーム・スプレーガンで攻撃!
ランドセルにマウントされているビーム・サーベルのグリップはダミーで、ビーム刃を取り付ける穴が空いていません。
このあたりはさすがに、昔のHG仕様といったところ。
持たせる用のビーム・サーベルは、1色1パーツ成形のものが1本付属します。
シールドは、ランドセルにマウント可能です。
ジムII
ベースキットのジムIIは2011年に発売ということで、ジムよりは最近のHGっぽい作りになっています。
ちなみにジムIIは、先に発売されたHGUC 1/144 ジムIIIのリデコキットだったりします。
このクオリティになると、今のガンプラ目線で見ても見劣りしませんね。
※今回ジムIIのホイルシールは付属しないため、水転写デカールも含めて貼っていない状態です
一般発売のHGUC 1/144 ジムII(左)と比較。
白っぽい色合いから、こちらもグリーンがかった成形色に変更されています。
フレーム色も、明るめのライトグレーに変更されました。
アップで比較。
ジムIIのみ、追加のハンドパーツが付属するのも特徴です。
これはジムIIIにも同梱するハンドパーツランナーが流用されていて、色がジムII色になっている仕様。
左右の「握り手」「平手」で、「ジムIIIの組み立て書」を見て作ります。
ジムIIも、クリアグリーンのパーツが使用されています。
後頭部右側のアンテナが特徴といったところ。
ビーム・ライフルとシールドがこちら。
ライフル持ち手が付属します。
ヒザを着いて射撃!
ビーム・ライフルのフォアグリップは可動し、両手で構えることができます。
ジムII、
ビーム・サーベルを抜刀!
ジムIIのビーム刃はクリアイエローで、2本付属します。
ジムIII
わたくしの大好物、ジムIIIがこちら(*ノェノ)
こちらのベースキットもジムIIと同じ年に発売されたもので、出来は結構いいです。(超最新のHGシリーズには劣りますが)
このゴテついたジムがたまらないのだ……。
一般発売のHGUC 1/144 ジムIII(左)と比較。
元のジムIIIのホワイト部装甲もほのかにグリーンがかっているのですが、今回のジムIIIはガラリと成形色が変化しています。
個人的には今回ぐらい緑が濃い方が、設定画のジムIIIっぽくて好みだったり。
アップで比較。
特徴的な頭部をアップで。
ビーム・ライフルとシールドを持たせてパシャリ。
今回のジムセットには、すべて銃持ち手が付属します。
アクション!
ジムIIIのサーベル刃は、クリアピンクのものが2本付属します。
ミサイル・ポッドは着脱でき、先端のパーツを切り替えることもできます。
ミサイルで攻撃!
3体を並べてパシャリ。
これは……
満足度が高いわ(涙
一般発売のジム軍団も混ぜてディスプレイ。
※前列が今回のジムセット
ジムは、オリジン系でHG 1/144 ジム(ショルダー・キャノン装備)も発売されています。
ジムIIは、かつてプレバン限定でHGUC 1/144 ジムII(エゥーゴカラーVer.)が発売されていました。
※その他UC仕様の「デザートカラー」「セミストライカー」も存在
ジムIIIの場合、ガンダムビルドダイバーズシリーズよりリデコキットのHGBD 1/144 ジムIIIビームマスターが一般で発売されています。
※UC仕様のデザートカラーVer.(プレバン限定)もアリ
今回省略した「合わせ目」「可動域」など、より詳しくは個々のレビューでご覧くださいまし↓
HG 1/144 ジム/ジムII/ジムIII セットの感想
ということでHG 1/144 ガンダムベース限定 ジム/ジムII/ジムIII セットのご紹介でした。
まとめると、「成形色が結構変化している」「水転写デカールが付属する」「ジムIIのみ追加のハンドパーツが付属する」3点が売りのセットガンプラに仕上がっています。
細かなことを言うと「ジム」が770円(税10%込)、「ジムII」が1,540円(税10%込)、ジムIIIが1,650円(税10%込)なので、全部で3,960円。
水転写デカールが入っているとはいえ、本商品は4,730円(税込10%)なので、バラで買った方が安いです。
ただ、そもそも一般で発売されているどのジムも、現状手軽に入手できない状態になっています。
ということで、まだジムを揃えていないモデラーさんにはオススメなセット品になっていると思いますぞ。
以上、「HG 1/144 ジム/ジムII/ジムIII セット」のガンプラレビューでした!