今回は「1/100 ガンタンクR44」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムF91に登場し、ロイ・ユングが搭乗するガンタンクR-44をご紹介。
1991年に発売された、1/100スケールの旧キットになります。
手首パーツの差し替えによりタンクフォーム（戦車形態）へ変形可能です。
という事で、1/100ガンタンクR44をレビューしていきたいと思います！
1/100 ガンタンクR-44
ガンプラって、こういう組み立て書の解説読むだけでも面白いよね……。
↑ボックスを横から。設定の頭頂高からして10.3mの小型MSという事で、1/100スケールのガンプラながら小さめのボックスになっています。
組み立て書の表がカラーになっていて、ガンタンクR-44の解説がビッシリと記載されています。
連邦軍の元将軍ロイ・ユングさんのイラストや、他のMSと並べた時の対比図も描かれているぞ！
シールに加え、水転写デカールも付属します。
このガンタンクR-44、定価だとかなり安いガンプラなのですが、水転写デカールが付属するというのがタマランですね。
旧キットってたまにこういうのあるからワクワクします。
付属品一覧がこちら。
※「タンクフォーム時に差し替える手首パーツ（フィンガーランチャー）左右分」「ミサイル×２（＋ミサイル運ぶ台車）」「200mm徹甲弾×３」
手首パーツの他は、変わったオマケ品がついてくる感じです。
そして完成した1/100ガンタンクR-44がこちら。
旧キットではありますが接着剤不要のスナップフィット式が採用されており、素組みでサクッと組めたりします。
ただ、パーツに隙間ができたりする部分もあるのでこだわり派モデラーさんは合わせ目消し推奨キットといったところです。
ご覧の通り、同シリーズの中でも劇中再現度は非常に高いです。
色の足りない箇所はチラホラありますが、時代を考えると色分けはかなり優秀ではないでしょうか。
履帯ユニットには軟質素材が使われています。
それでは細かく見ていきます！
可動域は狭く、手足は↑ぐらいまでしか広がりません。
また、胴体と腰が繋がっていて腰を撚る事も不可です。
肘関節は90度曲がりますが、ヒザ関節はほとんど曲がらず。
このあたりはさすがに1991年製の旧キットといった感じですね。関節パーツはポリ製です。
頭部は左右はめ込み式で、ど真ん中に合わせ目が出ます。
※今回旧キットという事で、画像での解説は省略させていただきます
ただ、頭部センサーにはクリアグリーンのパーツが使われていて見た目が豪華です。設定的には「目にあたる部分にジェガンタイプの内蔵部品が使用されている」との事です。
胴体は基本ブルー・レッドと２色しか色分けされていないため、「黄色いダクト部分」「白い腰部分」はシールで色を補います。
肩は軸接続ですが、内部のポリキャップが多少前後に傾くため肩を前後に動かすことができます。
背部の色分けは甘く、白い部分はブルーで、スラスター内部はイエローで要塗装です。
左右の小さなスラスターは赤いパーツになってしまっているため、この辺りも要塗装といったところ。
200mmキャノンはシンプルなモナカ構造ですが、
上下にある程度動きます。
腕は手首付近のブルー部分がシール。
4連ミサイルポッドは着脱可能です。ミサイルポッド自体の色分けは忠実で、塗り分けるとすればミサイルとその周辺をグレーで塗るだけでOKです。
フロントアーマーは独立可動します。
脚部をアップで。一部イエローで要塗装ですが、意外と色分けは良好です。
履帯ユニットの作りが面白く、軟質素材のベルトを巻きつけるようにして組み立てます。
中々細かいディテールですね。
足首パーツはポリキャップによる軸接続で、ある程度左右に傾きます。
そこまで接地性が高いわけではありませんが、ある程度は接地してくれる印象です。
足裏と股下をアップで。
戦場に現れるガンタンクR-44！
それではアクションポーズいってみます！
4連ミサイルポッドで攻撃！
200ミリキャノンをぶっ放すガンタンクR-44！
可動域はかなり狭いのですが、不思議とかっこいいポーズが決まるｗ
造形自体、良くできているのがデカイのかもしれません。
タンクフォーム（戦車形態）に変形させてみます。
まずは頭部をボディの中に押し込み、
手首パーツを差し替えます。
あとは各所動かし、背部の履帯ユニットをぐるりと接地させれば……
タンクフォーム（戦車形態）の完成です。
ブロロロロロ……
劇中思い出しますね。アーサー！(>ω<)
手首パーツこそ差し替えるものの、ほぼ完全変形と言っていい内容です。
同作品の1/100スケール、RE/100 ビギナ・ギナと比較。
スケールをあわせて並べるとガンタンクR-44の小ささが際立ちますね。
1/144スケールのHGUCガンタンクと比べても小さいですｗ
1/100とは思えない小ささが特徴だぞ……(*´ｪ`*)
HGUCロトと比較。
1/100 ガンタンクR-44の感想
ということで1/100 ガンタンクR-44のご紹介でした。
確かに色が足りない部分は多いのですが、34年前に発売されたガンプラという事を考慮すると色分けは優秀だと思います。
可動域は狭いものの、「劇中再現度の高いプロポーション」「容易に変形可能」な点は非常にポイント高いです。
全部の合わせ目を消し、部分塗装するだけでもかなり化ける系の旧キットだと思いますぞ！
以上、「1/100 ガンタンクR-44」のガンプラレビューでした！
