今回は「HG 1/144 RX-78-2 ガンダム Ver.G30th」のガンプラレビューです。
ガンダム30周年を記念して2009年に発売された、ガンダム立像モデルのHG RX-78-2 ガンダム Ver.G30th をご紹介。
「HGUC No.21のガンダム(Gアーマー同梱版含む)」や「REVIVE版」とは別造形のファーストガンダムに仕上がっています。
という事で、HG RX-78-2 ガンダム Ver.G30thの特徴をレビューしていきたいと思います!
HG RX-78-2 ガンダム Ver.G30th
こちらが完全新規ランナーで構成されたVer.G30thのファーストガンダムになります。
主な特徴としては「装甲色がホワイト」「全身の細かなモールド」「ガンダムハンマーが付属」している点になります。
期間限定で一般販売されていましたが、今ではHG ガンプラスターターセット2に同梱するタイプのRX-78-2だったりします↓
今回はシールド裏などを部分塗装し、スミ入れ後つや消しフィニッシュで仕上げてあります。
1/1ガンダム立像モデルとして立体化されているため、他のガンダムよりもモールドが細かいですね。
REVIVE版が発売された今日では、絶版となったHG RX-78 ガンダムの次ぐらいにマニアックなファーストガンダムになっていると思います。
絶版HG↓
今の時代に敢えてこのモデルをチョイスするモデラーさんも多そうですよね。
他のHGと多少変わった成形色をしており、胴体部のブルーは鮮やかなブルー、イエローはオレンジ寄り、レッドもシャインレッドになっています。
ちょっとした変化なのに結構イメージ変わるものですなぁ……(*´ェ`*)
可動範囲はそこそこ広く、腕は水平異常上がり開脚範囲もそこそこ広いです。
各関節は90度ほど曲がり、上半身は360度回転。
後初のリバイヴ版には負けますが、2009年発売のガンプラにしては動く方ではないでしょうか。
頭部をアップで。ツインアイがでかめに造形されています。
バルカンはグレーで要塗装となります。
胴体はパーツ分割による色分けが完璧で、合わせ目も段落ちモールド化されています。
ガンダム立像モデルという事で、モールドが多くメカニカルな見た目になっています。
ランドセルは側面に多少合わせ目が出ます。
ビームサーベルの接続強度が弱く、プラプラしてしまうのが弱点だったりします。
肩側面と前腕部に合わせ目が出ます。
右手の手首パーツは握り手、武器持ち手、ライフル・バズーカ持ち手の3種類が付属します。
左手は握り手のみです。
股間のV字はシールも付属せず、色分けされていないため要塗装となります。
このあたりもモールドがかなり細かいぞ!(>ω<)
脚部は左右はめ込み式で、スネとふくらはぎに合わせ目が出ます。
HGUC No.21のガンダムとは違い、股下にはアクションベース用の3mmジョイント穴が空きました。
足裏には肉抜きがありません。
※アーマーの内側は黒で塗装しています
それでは武装を見ていきます!
シールドにも表裏びっしりとモールドが刻まれています。
※裏側はミッドナイトブルーで塗装済、本来白のままです
前腕部側面に接続して保持させますが、固定式になり基部でロール回転はしません。
ランドセルにも取り付け可能だぞ!
ビームライフルは照準レンズのイエローが別パーツになっており、色分けに優れています。
ビームライフルを構えるガンダム(Ver.G30th)!
振り返り撃ち!
15年前に発売されたHGという事であまり動かないだろうと舐めてましたが、想像よりは動いてくれる感じです。
このVer.G30thの弱点ですが、
フォアグリップの大きさがでかいため、両手で構える事ができない点となります。
※そもそも左手の手首パーツも握り手しか付属せず
ラストシューティング!
ポリキャップは脳内で消していただこう……!(*´ェ`*)
お次はハイパーバズーカ。ライフルもですが、合わせ目は普通に出ます。
リアアーマー中央のパーツをバズーカマウント用のパーツに差し替えれば、ハイパー・バズーカをマウントする事ができます。
接続強度が丁度良く、保持力は高いです。
ビーム・サーベルは、1色1パーツ成形になっています。
ここはHGUC No.21の勝利といったところ。
↑他キットから拝借。
背負っているサーベル柄はエフェクトパーツに対応しており、他キットからサイズが合うやつを持ってくれば接続可能です。
そしてこのVer.G30thの最大の売りが、このガンダムハンマーになります。
HGUC No.21やGアーマー同梱版、またREVIVE版にも付属しないためVer.G30th(ガンプラスターターセット2)の最大の特徴といっても過言ではありません。
完成品のチェーンを取り付けて組み立てるため、ソッコーで組み上がります(*´ェ`*)
「な、なんて奴だ!このハンマーだってパワーアップしてるっていうのに」
ゴッグにハンマーをキャッチされるアムロ!
HGUCゴッグと比較。
「素人め、間合いが遠いわ」
ガデムの旧ザクにショルダータックルを食らうアムロ!
アニメ基準でダサく塗装したHGUCザクIと比較。
EFコレクション1のアムロとディスプレイ。
EFコレクション2のアムロとディスプレイ。
それではHGUCで発売された他のファーストガンダムと比較してみます。
←は「2004年発売、HGUCナンバー50のGアーマー同梱ガンダム(No.21とほぼ同じ)」
真ん中が今回の「Ver.G30th(ガンプラスターターセット2)」
→は「2015年発売、HGUCナンバー191のガンダムREVIVE版」になります。
こう見てみると同じRX-78-2でも顔が結構違いますよね。
このG30thに慣れてしまうと、左のガンダムは目が奥まっている気がします。
→のREVIVE版ガンダムのみ成形色が緑がかっています。
見比べてみるとかなり緑に感じますね。プロポーションも全然違います。
一番好みのガンダムはどれかな……?
ファーストガンダムって各々のイメージが結構違うのが面白いですよね。
RGや旧キットを含めた、1/144スケールRX-78-2ガンダムの比較記事は↓でどうぞ。
という事で、最後にVer.G30thの勇姿を何枚か。
フル装備にさせてみました。
このキットの一番の売りはガンダムハンマーで間違いないので、ハンマーマニアにはかなりオススメだぞ!
↑今の時代、ガンプラスターターセットvol.2に本キットのアニメカラーが同梱するので、中古で高いものを探すよりスターターセットvo.2を購入する方がオススメだぞ!
↓のレビューでは完全素組み状態を解説してありますので、正確な合わせ目箇所を知りたい方はこちらも合わせてどうぞ。
HG RX-78-2 ガンダム Ver.G30thの感想
とう事でファーストガンダム「Ver.G30th」版のご紹介でした。
この30周年記念版はモールドの多さと他には付属しないガンダムハンマーが付属するのが売りだと思います。
欠点はビーム・ライフルを両手で構える事ができない点、ビーム・エフェクトパーツが付属せずビーム刃・柄が一体型の白いビーム・サーベルしか付属しない点ぐらい。
写真を見て「このガンダムが自分のファーストガンダム像に一番近い!」と思ったモデラーさんにはかなりオススメですぞ。(結構多いのではなかろうか?)
繰り返しになりますが、今入手するなら中古でVer.G30thを買うよりも、HG ガンプラスターターセット2を買った方がお得だと思うのでご注意を!※中身のガンダムが同じタイプ
以上、「HG RX-78-2 ガンダム Ver.G30th」のガンプラレビューでした!