今回は「HGUC ジム」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムに登場した、地球連邦軍の量産型MSジムをご紹介。
2001年発売。
初代ジム(RGM-79)のHGUC版ですが、アニメの劇中に近いプロポーションで立体化されています。
という事で、HGUCジムの「素組み状態」と、「合わせ目消し+部分塗装状態」も交えながらじっくりとレビューしていきたいと思います!
HGUC ジム
ご存知、ガンダムシリーズのやられメカ代表格・ジムさん。
HGUCのナンバー20という事で、初期にリリースされたガンプラになります。
ホイルシールはコクピット部を補う黒いもののみ付属します。
付属品一覧がこちら。
※「ビーム・スプレーガン」「ハンドパーツ×4」「ビーム・サーベル」「シールド」
内容は非常にシンプルですが、左手は表情付き平手パーツが付属します。
ビーム・サーベルはクリアパーツではなく、サーベル刃一体型の1色1パーツ成形のものになっています。
まずは素組み状態のHGUCジムから。
パッと見ておわかりいただける通り、目立つ合わせ目は多いです。
ただ、これ以上無いほどのジムスタイルで立体化されています……(*´ェ`*)
パーツ数はかなり少なく、ランナー2枚とポリキャップだけという簡素な内容になります。
少し緑がかったホワイト装甲に、シャインレッドのパーツが冴え渡ります。
それでは細かく見ていきます!
今のガンプラ目線で見ると可動域は狭いですが、手脚はそれなりに上がります。
膝立ちは出来ませんが、手脚の関節は90度曲がります。
上半身は360度回転。
胴体を少し引き上げれば胴体を左右に振る事ができます。
23年前のガンプラにしては柔軟な動きを見せるぞ……(>ω<)
丸顔の弱そうな頭部には、クリアグリーンのパーツが使われています。
バルカンは要塗装となります。
センサーのクリアパーツをアップで。
主張し過ぎないメカニカルな造形になっています。
頭部は前後はめ込み式で側面・頭頂部に合わせ目が出ます。
胴体はコクピットハッチ(お腹の黒い部分)をシールで補います。
その他、襟や胸のダクトは別パーツで色分け済みです。
側面は上部に合わせ目が出ますが、脇から下は段落ちモールド化されています。
上から見た合わせ目箇所。
ショルダーアーマー(赤いパーツ)は1パーツ成形になっており、胴体と肩の間に噛ませる形で接続します。
合わせ目が出ないので嬉しい部分。
腕は肩内部のブロックと前腕部前後に合わせ目が出ます。
前腕部側面には穴が空いており、中にポリキャップを仕込むので右手・左手どちらにもシールドを取り付ける事ができます。
肘関節は90度曲がります。
フロントアーマーは地味に上げる事が出来ます。
※可動させるには上半身を少し引き上げる必要アリ
脚部は前後一直線に合わせ目が出ます。(アンクルガード中央にも)
膝関節はポリキャップ隠しになっており、1パーツで合わせ目が出ません。
股下はアクションベース用の3mmジョイント穴は空いておらず、合わせ目が出ます。
足裏は肉塗き無しです。
シールドは基本的な部分は全て色分けされています。
裏側には細かいモールドがびっしり刻まれており、基部で360度回転します。
ランドセルのスラスターは別パーツで色分けされています。
左側にマウントされたビーム・サーベルは取り外せますが、実はダミーでエフェクトパーツを取り付ける穴は空いていません。
という事で、ビーム・サーベルは別パーツで付属します。
サーベル刃一体型の1色1パーツ成形になっているため、要塗装といったところ。
ビーム・サーベルで斬りかかるジム!
ビーム・スプレーガンを装備させてみます。
少し合わせ目が出ますが、銃口部分が別パーツ化されていてあまり目立ちません。
ジムっていえばこのスプレーガンだよね……(*´ェ`*)
ピシュンピシュン……
ビーム・スプレーガンで攻撃するジム!
この360度どの角度からみても弱そうな感じがタマランです……(*´ェ`*;)
良く出来てるな……これ名キットでしょ……。
シールドはランドセルにマウントする事ができます。
※マウントさせるには基部パーツの位置を多少変える必要アリ
このシールド背負う見た目、すごいファースト臭がするわ……。
仕様外ですが、シールドを取り付ける穴が3mm穴になっているおかげで、アクションベースなどにも対応しています。
永遠のライバル、量産型ザクと交戦!
HGUC量産型ザク(2003年発売)と比較。
合わせ目が目立つものの、素組みでも十分かっこいいジムさん。
それではここから、合わせ目を消して部分塗装したものもご紹介。
ババン。合わせ目を消し、レッド部分を缶スプレーのシャインレッドで塗装した後つや消しスプレーをした状態になります。
どのぐらいアップデートされるかの参考としてご覧くださいまし(*´ェ`*)
ホワイトグリーンの装甲はそのままなので、合わせ目部分が経年で黄ばんできています……w
作例としては汚いですがご容赦くださいまし(>ω<)
バルカンを適当に塗装、クリアパーツの裏側はシルバーで塗装してあります。
シールド裏とカカト付近はグレーで塗ってみました。
ちょっとした事ですが情報量が増えて良くなった気がする(*´ェ`*)
素組み(←)と合わせ目処理+部分塗装後(→)を比較。
今気付いた、経年で全体的に黄色くなっている模様。
HGUCボールと出撃!
HGUCシャア専用ズゴックと劇中再現!
ア・バオア・クーでの激闘を再現!
イグルーを再現。ヅダを追い回すチンピラみたいなジム!
HGUCジム・コマンド(宇宙仕様)と比較。
HGBF GM/GMと比較。
時代によるデザインの違いがモロに出ていますね。
オリジン系ジムで、最初にキット化されたHGジム・ガードカスタムと比較。
HGUCジム(ホワイト・ディンゴ隊仕様)と比較。
HGUCジムII、HGUCジムIIIと比較。
最後に、2023年に発売されたMSDのHG 1/144 ジム(MSD)と比較。
今から買うならこちらのMSD版がオススメですが、合わせ目消しの練習をするなら今回のレトロジムもオススメですw
HGUCジムの感想
ということでHGUCジムのご紹介でした。
まさに劇中に登場したレトロなジムが、うまいバランスで立体化されている名キットだと思います。
塗装する場合はジムのレッド部分はガンダムより明るいので、シャインレッドがオススメっす(*´ェ`*)
最大の長所は実売500円ぐらいと、とにかく値段が安過ぎる点だと思います。
複数買いもうなるし、合わせ目消しや塗装の練習台には持ってこいの名キットで間違いないでしょう。
以上、「HGUC ジム」のガンプラレビューでした!
『中古 1/144 HGUC RGM-79 ジム』の在庫を見る