今回は「1/144 ガンダムサンドロックカスタム(サンドロック改EW版)」のガンプラレビューです。
新機動戦記ガンダムW Endless Waltzに登場し、カトル・ラバーバ・ウィナーが搭乗したガンダムサンドロック改をご紹介。
※プラモ表記ではサンドロックカスタム
1998年に発売された旧キットになります。
ヒートショーテル攻撃状態を再現するための胴体が、通常の胴体とは別にまるまる1つ付属する豪華な内容になっています。
という事で26年前の旧キット、サンドロック改(EW版)を今のガンプラ基準で見るとどんな出来か見ていきたいと思います!
1/144 ガンダムサンドロックカスタム
HG表記になりますが、HGACシリーズではなく旧キットに分類されるキットになります。
とはいえ今のガンプラのようにスナップフィットを採用しており、接着剤は不要です。
※一部接着した方がいい箇所があるので後述します
このエンドレスワルツのHGシリーズ、ボックスアートがめちゃめちゃかっこいいよね……(>ω<)
今より縦長の組み立て書には、パイロットのカトルさんが描かれています。
面白い事に、サンドロック改の機体解説のみならず時系列のストーリーダイジェストがびっしりと記載されています。
なかなか凝った内容になっていて、場面カットごとにかなり細かい説明が解説されています。
復習には最適な内容になっているぞ……(*´ェ`*)
シールはショルダーアーマーのホワイト部やシールドを補うものなどが付属します。
さすがに古いキットなので細かな色は足りていないです。
付属品一覧がこちら。
※「ヒートショーテル×2」「ヒートショーテル装備用ハンドパーツ×2」「ハンドパーツ×6(ポリ製)」「ヒートショーテル用胴体アクションパーツ」「シールド」
主にヒートショーテル関連の付属品が充実しています。
ハンドパーツは銃持ち手が2つ付属しますが、このキットにはライフル系は入っていないため余剰パーツとなります。
そして完成した1/144 HGガンダムサンドロック改(EW版)がこちら。
シールを多用するものの、パーツ段階で6色も使われているため色分けはそこまで悪くありませんでした。
ポリキャップはHG1/144EWシリーズ共通のものが使用されています。
組む前は正直舐めていたのですが、これ26年前のガンプラとは思えない造形ではなかろうか。
ただ、ご覧のように接地性は非常に悪いです。
ヒートショーテル先端を地面につければ自立できる感じ(*´ェ`*)
当時のガンプラとしては標準的な可動域。
手脚の関節は90度ほど曲がりますが、フロントスカートがあまり上がらないため立ち膝は不可、上半身もほとんどまわりません。
足首まわりの可動も非常に悪いため、改造派モデラーさんは主に可動域を中心にいじる事になりそうです。
特徴的なパープルの頭部は左右はめ込み式で、トサカのレッド部分も含め合わせ目が出ます。
※合わせ目はほぼ全ての箇所に出るため、今回画像での説明は省略しています
アンテナ中央や口のレッド部はシールで補います。
パーツの合いが非常に悪いため、きちんとはまりません。
また、一度組むと非常に外れづらいため最初からピンをカットして接着してしまった方がいいと思います。
胴体は胸のダクト(レッド部)が小さいパーツで色分けされています。
ダクト周辺や顔の左右にあるパーツなど細かなところは色分けされていないため、要塗装です。
肩の白い部分は前面だけシールが付属します。
シワが出やすい部分のため、このあたりも塗装してあげた方がいいと思われ。
手首周辺の黒い部分はシールで補います。
ここもガンダムマーカーとかでちゃちゃっと塗ってあげた方が良さそうです。
左腕にはシールドを装備、表面はシールが付属します。
裏面はヒートショーテルをマウントできるジョイント穴が空いています。
※展開状態は後述
フロントアーマーはライトグレー、サイド・リアはブルー1色成形になっているためこのあたりも要塗装です。
造形自体はよく再現されています。
脚部はアンクルガード一体型のパーツになっているため、足周りの可動域は狭いです。
足裏は合わせ目が出ますが、肉抜きはありません。
ヒートショーテルがマウントされているバックパックはポリキャップ接続になっていて、ハの字に角度がつけられます。
それではヒートショーテルを引き抜き、装備させてみます!
まずはマウント部から上へスライドし、引き抜きます。
ヒートショーテル専用の武器持ち手が左右付属します。
という事で刃部分のパーツを差し替えれば、
サンドロック改(EW版)、ヒートショーテルを装備!
色分けもされていないシンプルな1パーツ(厳密には手も入れて2パーツ)成形ですが、ご覧のように見栄えはかなり良好です。
ただヒートショーテル用のハンドパーツはポリではなくプラ素材になっているため、抜き差ししていると高確率で緩くなると思われます。
ジャキッ!かっこいいっす!(>ω<)
重心が後ろに寄らなくなったため、自立するようになりました。
ヒートショーテルで斬りかかるカトル!
普通にかっこよくないかこれ(*_*)
股下にスタンド穴はありません。
※今回挟み込みタイプのスタンドを使用しています
シールドにヒートショーテルをマウントし、クロスクラッシャーモードを再現してみます。
いい感じだ……。
カッケェ!
ヒートショーテル攻撃状態を再現する胴体アクションパーツに交換してみます。
普通の胴体とは別にまるまる1つ付属します。
ポーズに表情がつきました。
今のガンプラなら胴体可動で前に傾くものが多いので、この時代特有の差し替えパーツですね。
ヒートショーテルを大きく振りかぶるサンドロック改!
サーペント2機を真っ二つにした劇中シーンが再現できるぞ……(>ω<)
1/144サーペントと比較。
1/144ガンダムサンドロックと比較。
テレビ版のHGACガンダムサンドロック改と比較。
エンドレスワルツの1/144でディスプレイ。
1/144 ガンダムサンドロックカスタムの感想
ということで1/144 ガンダムサンドロックカスタムのご紹介でした。
まず旧キットという事で、可動域が狭くほぼ全ての面に合わせ目が出ます。
細かな色もちょくちょく足りませんが、一応6色で色分けされているので思ったほどシール地獄ではありませんでした。
ただ、オプションアーマーが付属しないのは残念です(>ω<)
今からサンドロック改を作ろうとするモデラーさんはある程度手を加えると思うので、色分けについては問題ないかもしれません。
関節ポリキャップがむき出しなので、お手軽フィニッシュでのつや消しスプレーにはご注意を。
接地性さえ改善すれば、造形的には今のガンプラ目線で見ても非常にかっこいいサンドロックに仕上がっていると思いますぞ!
以上、「1/144 ガンダムサンドロックカスタム」のガンプラレビューでした!
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