今回は「HGイフリート・シュナイド」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムUCに登場し、フレッド・リーバーが搭乗するイフリートシュナイドをご紹介。
2017年発売。
ドムのジャイアント・バズが同梱するほか、各所に装備している全14本のヒート・ダートは全て着脱可能です。
という事で、HGUCイフリート・シュナイドを他のHGイフリートタイプとの比較画像を含めてレビューしていきたいと思います!
HGUC イフリート・シュナイド
episode 4「重力の井戸の底で」、および漫画「ストライカー イン トリントン Ninja of the Torington Base」に登場するイフリート・シュナイドさん。
カラーリングは「ミッシングリンクに登場するマルコシアス隊のダグ・シュナイド」のパーソナルカラーである紫になっており、フレッド・リーバーに受け継がれ改修されたという設定です。そのため「イフリート・シュナイド」と命名されています。
ちなみにパイロットのフレッド・リーバーは、スレイヴ・レイス隊に所属していたあのリッパーだったりします(*_*)
ホイルシールは細かな色を補うものが付属。
量は多くないですが、「腰部動力パイプ中央」「脚の甲」など角張った面に貼る事が多いです。
付属品がこちら。
※「ジャイアント・バズ」「手首パーツ×3」「ヒート・ダート×14(+手に持たせる用2本)」
手首パーツは左右の「武器持ち手」右の「バズーカ持ち手」が付属。
ジャイアント・バズはドムの装備するものと同デザインですが、HGUCドムのバズとは違い新たに新造されています。
そして完成したHGUCイフリート・シュナイドがこちら。
ダグのパーソナルカラーである紫主体の成形色で立体化されています。
パーツ分割による色分けは優秀なのですが、腰部中央まわりや脚の甲など目立つ部分のオレンジをシールで補う感じです。
肩・腰・左腕に装備している全14本のヒート・ダートは、全て着脱可能です。
立ち姿だけでめちゃめちゃかっこいいっす……(>ω<;)
それでは各部細かく見ていきます!
可動域から。肩周りの可動範囲がかなり動く、腕を大きく上げる事ができます。
開脚範囲もそこそこ広いです。ただ、接地性は標準といったところ。
手足の関節は90度以上曲がりますが、モモがサイドアーマーに干渉するため足を上げる動作はちょい苦手です。一応ヒザ立ちは可能です。
デザイン上、腰はほとんど撚る事ができません。
頭部は重ね合わせるように組んでいくため、合わせ目が出ない優秀な造りをしています。
モノアイは光沢感のあるグリーンのシールで、凸形状は造形されています。
アンテナ先端には安全フラッグ有り。
頭部の色分けはかなり優秀です。
↑枠の頭頂部パーツを外せば、モノアイを動かすためのツマミが露出します。
が、一度組むと非常に外しにくいため、↑のようにヘルメットごと外して動かす方がラクチンです(*´ェ`*)
ちなみにモノアイの接続強度が弱く、動かしたい方を下にしてガンプラを振れば良くも悪くもモノアイが可動しちゃったりします。
胴体の色分けは優秀で、側面の合わせ目は段落ちモールド化されています。
動力パイプは1パーツながら軟質素材が使われていて、曲げてバックパックに接続します。
本キット最大の長所ですが、肩フレームを外側に引き出すができ、肩の前後可動に優れています。
ただ、ショルダーアーマー(紫の部分)は前後はめ込み式で、上に合わせ目が出ます。白い部分は1パーツです。
肩には、前後左右あわせて8本のヒート・ダートをマウントできます。
ショルダーアーマー自体はボールジョイント接続で、柔軟に可動。
腕部は「肩内部ブロック」「前腕部」に合わせ目が出ます。
二の腕は筒型1パーツです。
左腕には4本のヒート・ダートをマウントできます。
接続面は↑のような凹凸形状になっており、角度を気にする事なく装着する事ができます。
が、接続強度がちょい弱で「ヒート・ダート自体の刃部分と柄部分」もポロリしやすいです。(何本かは丁度良かったので、個体差の可能性あり)
バックパックのスラスターはグレー・オレンジのシールで色を補います。
角張った面に貼るため、できれば部分塗装推奨箇所といったところ。
フロントアーマーは中央をカットすれば左右独立して動きます。
リアアーマーには2本のヒート・ダートをマウントできます。
腰部は目立つ位置にシールを多用します。(動力パイプ中央と股間下部)
脚部の合わせ目は段落ちモールド化されている事が多く、素組みでも非常に組みやすいパーツ構造をしています(*´ェ`*)
ただ、カカト上の外装のみ合わせ目が出ます。
足首パーツの突起部分はシールで、足裏には肉抜きがあります。
足の付根パーツは柔軟に動き、スタンド用の3mm穴が空いています。
それでは武器を見つつ、アクションポーズいってみます!
イフリート・シュナイド、現る!
ジャイアント・バズは↑枠の部分がそれぞれ可動します。
合わせ目は出ますが、グリップを引き出す事ができ無理なく構える事ができます。
ガシュンガシュン……
ジャイアント・バズをぶっ放すイフリート・シュナイド!
肩周りの可動範囲が広いので、フォアグリップを持たせ両手で構える事ができます。
HGUCドム/リック・ドムのジャイアント・バズと比較。
設定的には同じものですが、ガンプラ的には新造されています。
HGUCドム/リック・ドムと比較。
ヒート・ダートを持たせてみます。
全身のヒート・ダートは全て取り外し可能ですが、
持たせる場合は専用のものを使います。(2本付属)
刃部分はクリアオレンジのパーツが使われています。
ジャキッ……イフリート・シュナイド、ヒート・ダートを装備!
飛びかかるフレッド!
ジムII・セミストライカーと交戦!
ジムIII(ユニコーンデザートカラーVer.)にミサイルで狙われるイフリート・シュナイド!
トリントンで激戦を繰り広げたMSでディスプレイ。
※左から「HGUCジムII・セミストライカー」「HGUCジムIII(ユニコーンデザートカラーVer.)」
イフリート・バリエーションを比較
ここからは、HGで発売されているイフリート系のバリエーション機体を比較していきます!
※左から「HGUCイフリート」「HGUCイフリート(ダグ・シュナイド機)」「HGUCイフリート改」「HGUCイフリート・イェーガー」「HGUCイフリート・ナハト(ウェザリング+小加工済)」「HGUCイフリート・シュナイド(本キット)」
一般販売されているのは今回のHGUCイフリート・シュナイドのみです。
ざっくり言うと共通の関節ランナーを使いつつ、外装・武装が変化しているのが特徴です。
頭部を比較。
頭部は共通部分が多いですが、例えばイフリートではバルカンが搭載されていたりします。
胴体と腰部を比較。
成形色はもちろん、胸部ダクトまわりや腰部パーツが変化している事が多いです。
肩を比較。
イフリートとダグ機のショルダーアーマーは形が同じですが、その他は別の形をしています。
左腕を比較。
ここは各イフリートごとに変化していますね。
脚部を比較。
イフリートとシュナイドはスッキリとしたデザイン。一方改・イェーガー・ナハトは増加装甲に加え武器も搭載したゴテついたデザインになっています。
足首パーツの突起部分は、全機ともシールで補う仕様です。
シュナイド以外はプレバン品になりますが、それぞれ「新規パーツが多い系のリデコキット」になっています。
あなたは、どのイフリートが好みかな……!?
フレッド・リーバーが搭乗するモビルスーツでディスプレイ。
HGUC イフリート・シュナイドの感想
ということでHG イフリート・シュナイドのご紹介でした。
肩まわりの可動域が素晴らしく、腕を大きく前後に持っていけるのが最大の長所です。ただ、腰を撚る事ができないのでポーズ幅は制限されます。
全身のヒート・ダートは全て着脱可能ですが、ポロリしやすいので要調節といった感じ。プロポーション自体は2017年フォーマットの再現度の高いスタイルで立体化されているので、満足度は高いと思います。
「ヒート・ダートの丸い部分」「ショルダーアーマー内部」「スラスター内部」などは色が足りないため、部分塗装派モデラーさんにはオススメといった感じです!
以上、「HGUCイフリート・シュナイド」のガンプラレビューでした!