今回は「HGCEフォースインパルスガンダム」のガンプラレビューです。

機動戦士ガンダムSEED DESTINYに登場し、シン・アスカ、ルナマリア・ホークが搭乗したフォースインパルスガンダムのHGCE版をご紹介。
2016年発売。
1/144スケールながら分離・合体機構が搭載されたスタイリッシュ体型のインパルスガンダムに仕上がっています。
今回は放送当時の2004年に発売された、旧HGフォースインパルスガンダムとの比較やインパルスガンダムに関連のあるガンダムキャラクターフィギュアと並べた画像多めでガッツリとレビューしていきたいと思います!
HGCE フォースインパルスガンダム

ガンダムSEED系主役機と言えば、ストライクやフリーダム、ストフリ、デスティニーと人気機体が多過ぎて(言うならアストレイも)埋もれてる感の強いインパルスガンダム。
ですが、インパルスが好きなファンって結構多いのではないのでしょうか。わたしも大好物です……(*´ェ`*)

ホイルシールは同シリーズのHGCEエールストライクガンダム同様、フォースシルエットの広範囲なレッド部分を補うものが付属します。

そして完成したHGCEフォースインパルスガンダムがこちら。
ご覧の通り、旧版に比べ格段にパーツ分割による色分けが優秀になりました。

大河原先生の設定画とは違い、HDリマスターの新作画に近いスタイリッシュなプロポーションで立体化されているのではないでしょうか。
スミ入れさえしていないのにこの完成度よ……。

後述しますが、弱点は接地性がそこまで良くない点とフォースシルエットのウイング部分の色分けになります。

それでは細かく見ていきます!

可動域は広く、チェストフライヤー形態への変形ギミックのおかげで肩はかなり上がります。
手足は水平・もしくは水平以上広がり、関節も大きく曲がるためキレイに膝立ち可能です。
上半身はそのままでは回転しませんが、多少引き上げてから好きな位置に持っていく事はできます。

小顔に造形された頭部。側面には合わせ目が出ます。

頭部はかなり上を向く事ができます。

胴体の色分けは素晴らしく、「ライトブルー」「イエロー」「グレー」と細かく色分けされています。
黄色いパーツはコの字型になっており、横から差し込む構造です。塗装派モデラーさんには嬉しいパーツ分割になっているぞ!(>ω<)
ただ、中央のV字だけはシールで補います。

胴体側面は段落ちモールド化されており、合わせ目が出ません。
胴体内部の肩の基部が引き出せるため、かなり上まで腕を持っていけます。

旧HG版ではブルー1色になっていたショルダーアーマーは、↑のように細かく色分けされています。
前腕部は前後に合わせ目あり。

肩は前後に多少可動します。

フロントアーマー先端のライトブルーも別パーツになっています。
このキット、本体部分の色分けについては本当に優秀だわ(*_*)

膝の▽(黄色い部分)はホイルシールで補います。
側面の青い装甲とふくらはぎのスラスターは色分けされています。
ふくらはぎ付近は合わせ目が出ます。

つまさきはシャープに造形。足裏には肉抜きがあります。
足首パーツは角度がつけづらく、接地性はあまり良くありません。

フォースシルエットがこちら。

こんな感じで接続します。
重心が後ろに寄るため倒れやすいですが、一応は自立する感じです。

そしてこのキットの弱点ですが、↑部分の広範囲レッド部分を全てシールで補います。
シールのサイズ感は丁度良いのでそこまで違和感は出ませんが、結構広範囲に貼る事になるため気になるモデラーさんは多そうな部分です。

スラスターまわりは細かく色分けされています。

ウイングは結構自由に可動します。
それでは武器を見つつ、アクションポーズいってみます!(>ω<)

まずはヴァジュラビームサーベルから。
二重関節構造のおかげで、マウント状態のサーベルを掴む事ができます。

フォースインパルスガンダム、ヴァジュラビームサーベルを抜刀!

ビームサーベルのエフェクトパーツは2本付属し、二刀流も可能です。

高エネルギービームライフルはサイトレンズのホワイトと、側面のレッド部分はシールが付属します。

機動防盾は収縮状態、展開状態の選択式になります。
切り替えるには分解する必要がありますが、一応シールド裏側の中央を押し込めば簡単にばらせるような設計になっています。

シールドは基部で360度ロール回転します。
裏側はモールドとグリップの造形があるものの、白一色になります。

ジャキン!!!

劇中ポーズが簡単に再現できるぞ!(*´ェ`*)
このキット、動かすとフォースインパルス臭が増す気がします。

フォアグリップは可動し、両手で構える事ができます。ちなみにサイトレンズも可動します。

スタイリッシュ……(*´ェ`*)

HGCE版の特徴になりますが、分離ギミックを搭載しており各形態を再現する事ができます。

まずはコアスブレンダーから。
上下2パーツ構造で色分けはされていませんが、なかなか良くできた造形。

シルエットフライヤー/フォースシルエットがこちら。
こちらもホワイト1色成形で、ジョイントパーツを噛ませ再現します。

上半身下部にジョイントパーツをつけ、肩・腕を倒せばチェストフライヤー形態も再現できます。

なんか懐かしいっす。またアニメ見たくなってきたわ……特にザムザザー倒すシーン

下半身は、膝関節を折りたためばレッグフライヤーになります。

フロントアーマーは多少前に倒します。Vガンのブーツアタック思い出すぞ!(>ω<)

並べてディスプレイしてみた。

いい感じ。ただこのあたりは色分けが甘いので、塗装推奨のガンプラになっています。


ガイアガンダムと交戦するフォースインパルス!


HGガイアガンダムと大きさを比較。
ガイアガンダムは2005年発売なので、11年の開きがあるキットになります。



気になるモデラーさんも多いと思う、旧HG版フォースインパルスガンダム(塗装済)と比較。

この旧版、今ほどガンプラにハマっていなかった時期に頑張って筆塗りで作ったものになります。
そのため、お見苦しいところがあったらスミマセヌ。
青い装甲の上にホワイト塗らなきゃいけないので、当時はめちゃめちゃ苦労した思ひ出……(*´ェ`*)

うむ。素組みのHGCEさんの方がかっこいいぞ!w

RG 1/144 フォースインパルスガンダムと比較。
RG版は2020年に発売されています。



MG 1/100 フォースインパルスガンダムも加えて比較。



ミネルバ部隊の初期メンツでディスプレイ。




後期メンツで。



HGCEのインパルスガンダムバリエーションで比較。




このインパルスガンダムのランナーを使用しているガンプラでディスプレイ。
関節のみならず装甲部分も共通パーツがありますが、成形色とデザインのせいでまるで違ったモビルスーツに見えます。



ここからオマケで、インパルスガンダムと関連のあるガンダムキャラクターのフィギュアと並べてみます!

EFコレクション3のシン・アスカとディスプレイ。

エクセレントモデルのシン・アスカRAHDXとディスプレイ。
主人公なのに雑誌限定販売だったフィギュアです……(*´ェ`*)

HGIFのルナマリアとディスプレイ。
ルナマリアの食玩(カプセルトイ)は数あれど、このサイズのリアル頭身フィギュアではこのHGIFが一番出来が良いので並べて飾るならこいつがオススメです。
SEED関連のこういうグッズって、今の時代だとめちゃめちゃ安く買えるのでコスパも最強だよ!

エクセレントモデルのルナマリアVer.2とディスプレイ。

プチスタジオのルナマリア軍団とディスプレイw

そしてこのマユとのかくれんぼフィギュアを使えば……

フォースインパルスで隠れんぼできるぞ!
このフィギュア、笑っちゃいけないシーンなんだけど見つけた瞬間ニヤッとして即ポチリした逸品です……w

ちびボイスのシン・アスカとディスプレイ。
ガチギレしてます。

「あんたがステラを殺した!止めようとしたのに!ウガーーッ!」
VSフリーダムガンダム。

HGCEフリーダムガンダムと比較。


「ウガーッ!!」
HGCE フォースインパルスガンダムの感想
という事でHGCE フォースインパルスガンダムのご紹介でした。
主に「頭部・前腕部・脚部」と目立つ箇所に合わせ目があるものの、本体部分の色分けは優秀です。
ただ、ウイングやコアスブレンダーなど、本体以外の部分は色分けが甘いためご注意を。
接地性が悪いのと、フォースシルエットの重さで重心が後ろに寄り倒れやすいのでスタンド展示推奨です。
ちょいちょい弱点はあるのですが、旧HG版からは進化していると思うので現状1/144スケールのインパルスを組むならこのキット一択だと思います。
※旧HG版塗装して素組みHGCE版と比較したわたしが言うのだから間違いないぞ!w
以上、「HGCE フォースインパルスガンダム」のガンプラレビューでした!




































