今回は「HGUC ジムキャノン2」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORYに登場し、チャック・キースやチャップ・アデルが搭乗したジム・キャノンⅡをご紹介。
2011年発売。
ジム・ライフル、ビーム・サーベルが付属するほか全身のチョバム・アーマーと背部ビーム・キャノンが特徴のジムに仕上がっています。
という事で、HGUCジム・キャノンIIをジム・カスタムや他のキャノンタイプのガンプラとの比較画像を含めながらじっくりとレビューしていきたいと思います!
HGUC ジム・キャノンII
0083の他、劇場版ZガンダムやGUNDAM LEGACYにも登場したオーガスタ系MSのジム・キャノンIIさん。
チョバム・アーマー部分ですが、正確には『ガンダムNT-1のチョバム・アーマーと同様の複合装甲』になっており、着込んでいるわけではないためパージは不可との設定です。(ガンプラも然り)
※便宜上、呼び名はチョバム・アーマーと呼ばれる事が多いそうです
ホイルシールは付属せず、細かな色はマーキングシールで補います。
各マークはプラモデルオリジナルのものになっています。
付属品一覧がこちら。
※「ジム・ライフル」「ビーム・サーベル」「シールド」「ハンドパーツ×6」「手首パーツ収納用のCランナー切れ端」(サーベルのエフェクトパーツ1本は余剰)
ハンドパーツは「銃持ち手(右)」「サーベル持ち手(左)」「握り手(左右)」「表情付き平手(左右)」が付属。
多彩な手首パーツが同梱しますが、右のサーベル持ち手は付属しません。
あと、Cランナーの切れ端を使えば手首パーツが収納できる仕様になっています。
そして完成したHGUCジム・キャノンIIがこちら。
HGUCジム・カスタムと共通パーツが多いのかと思いきや、チョバム・アーマー部分のほかにも新規造形部分が多く丸々2枚が新規ランナーとなっていました。
なんといっても、ボリュームのあるチョバム・アーマー部分が非常にかっこいいっす……(>ω<;)
ただ、合わせ目の量は多いです。
足回りの可動域も狭いので、そのあたりは後述したいと思います。
キャノン系って後ろ姿もかっこいいよね……。
それでは細かく見ていきます!
可動域から。腕は水平まで上がりますが、開脚が苦手です。
腕は二重関節で180度近く曲がり、脚も90度曲がりますが膝立ちはできず。
上半身は少し引き上げれば360度回転します。
開脚範囲が狭いのが最大の弱点ですが、接地性はそこそこ良かったりします。
頭部は新規造形で、センサー部にはクリアオレンジのパーツが使用されています。
側面の中央に合わせ目が出ますが、↑枠の上下は段差+段落ちモールド化されています。
後頭部に2本ついているアンテナは別パーツです。
胴体の側面は、上部分に合わせ目が出ます。
脇から下は段落ちモールド化されています。
肩のチョバム・アーマーは前後はめ込み式で、上・側面に合わせ目が出ます。
◎部分はレッドで要塗装となります。
肩は多少前へ倒れます。
腕ですが、ここもチョバム・アーマー部分や肩内部パーツに合わせ目が出ます。
普段合わせ目を消すモデラーさんは、このあたりが一番手間のかかる部分だと思われ。
左の前腕部は右と違い、サーベル・ラックになっています。
肘は二重関節構造で180度近く曲がります。
フロント・サイドアーマーは大きく広がります。
また、リア・アーマーも可動します。
この時代のHGとしては凝った作りだぞ……(*´ェ`*)
脚部は、関節を曲げると合わせ目が露出します。
腕に比べると合わせ目の量は少なく、関節とふくらはぎ部分のみです。
足裏には肉抜きが無く、カカトは引き上げる事ができます。
また、股下にはアクションベース用の3mmジョイント穴が空いています。
HGUCジム・カスタムでは角型の穴でしたが、キャノンIIでは昨今の標準規格である○型になっていました。(カスタムと発売月近いのに謎w)
背部のビーム・キャノンは前方へ大きく倒れます。
基部はメカニカルなディテールで造形されていますが、砲身は合わせ目が出ます。
シールドは基部で360度ロール回転。
シールド裏側のパーツがHGUCジム・カスタムのものとは異なり、グレーに色分けされた予備マガジン2つをマウントする事ができるようアップデートされていました。
それではアクションポーズいってみます!
ビーム・キャノンを展開!
ガンキャノン風ポーズで。
ちょっと無理が出ます。
何気に、股下に3mm穴が空いているのが嬉しいっす……(*´ェ`*)
ビーム・サーベルは、ラックに軸接続で収納されています。
破損しやすい部分なので、引き抜く際はご注意を!(>ω<)
ジム・キャノンII、ビーム・サーベルを展開!
足廻りの可動域が狭いですが、意外にかっこいいポーズが決まります。
ジム・ライフルを装備させてみます。
同じ武器を装備する「ジム・カスタム」や「ジム・クゥエル」「ヘイズル2号機」同様、手首パーツに角度がついておりまっすぐ構える事はできません。
デザイン上仕方ない部分ですが、気になる方は結構いそう。
熱砂の攻防戦に挑むジム・キャノンII!
平手パーツを添えて。
多彩なハンドパーツが付属するのがいい感じ。
HGUCジム・カスタムと比較。
ジムキャノンIIはジム・カスタムと同じ18m設定のはずですが、ジム・カスタムよりも背が少し低く造形されています。
先述の通り、流用パーツは少ないです。
ジム・キャノンII用のランナー2枚が新規造形パーツになっているため、バリエキットにしてはお得感があると思います。
アルビオン隊出撃!
HGUCガンダムGP01ゼフィランサス(塗装+ウェザリング済)、HGUCジム・カスタム(素組み)とディスプレイ。
ゼフィランサスをRG版に変えてパシャリ。
チョバム・アーマー繋がり、HGUCガンダムNT1アレックス(一部塗装済)と比較。
流用箇所はありません。
オリジンMSDのHGジム・キャノン(空間突撃仕様)と比較。
キャノンタイプのガンプラでディスプレイ。
※「HGUC190ガンキャノン」「HGUCガンキャノン量産型」
HGUC ジム・キャノンIIの感想
ということでHGUC ジム・キャノンIIのご紹介でした。
まず可動域ですが、開脚が苦手なものの意外にポーズが決まる印象です。
ただ、チョバム・アーマー部分やビーム・キャノンなど合わせ目の量は多いです。
色分けは良好で、「シールド裏」や「スラスター内部」、あとは細かな◎部分を塗るだけで良さそう。
総評としては、多少手を加えるモデラーさんにはオススメといった感じです。
肉付きの良いチョバム・アーマーのシルエットが冴えるので、ジム・キャノンII好きのモデラーさんなら満足度は高いと思います。
塗装派モデラーさんは、劇場版Zに登場したネモカラーで作ってみるのも面白いと思うぞ!
以上、「HGUC ジム・キャノンII」のガンプラレビューでした!