今回は「RGウイングガンダム」のガンプラレビューです。
新機動戦記ガンダムWに登場するウイングガンダム(TV版)の、RGをご紹介。
2021年発売。
完全新規造形にて再現されており、組み換えによりバード形態に変形可能。
RGシリーズらしく、実機考証に基づいた「鳥をイメージしたオリジナル可動ギミック」が翼部分に導入されています。
アクションベース対応パーツを使う事により、MS形態時はもちろんバード形態でもスタンドに展示できます。
という事で、RGウイングガンダム(TV版)を画像数多めでレビューしていきたいと思います!
RG ウイングガンダム
蒼穹に舞う新たなる翼、ウイングガンダムのRG版ボックスアート。
EW版のRGは既に発売されているため、今回のTV版の方が後発という事になりました。
リアルグレードシリーズという事で、翼部分にはオリジナル可動ギミックが搭載されています。
リアリスティックデカールがこちら。
適度な量だったので、他のRGと比べて全貼りしてもそこまで時間がかかりませんでした。
今回付属するアドヴァンスドMSジョイントは19で、「翼の基部」部分にしか使用しません。
という事で、骨格フレームにはKPSが使用されています。
個人的にアドヴァンスドMSジョイントの関節ランナーはあまり好きではないので(言っちゃったw)、この流れは大歓迎です(>ω<)
付属品一覧がこちら。
バスターライフル、ビームサーベル、シールドのほかスタンド用の専用ジョイントパーツが付属します。
※サーベル刃は1本余剰
手首パーツは右の「バスターライフル持ち手」と左右の「握り手」「サーベル持ち手」「平手」の計7つが同梱します。
そして完成したRGウイングガンダム(TV版)がこちら。
HGAC版との比較は後半で紹介しますが、装甲色ブルーが明るめのブルーに変更されておりRGらしいディテールで立体化されています。
接地性が優秀でそこまでポロリしないため、先に発売されたEW版よりもクオリティは上がっています。
また、一部にアンダーゲートが使われているため素組みでもゲート跡が目立ちません。
ポリキャップレスかつABS不使用(翼の基部以外)で、塗装しやすいRGに仕上がっているのも特徴です。
今回はリアリスティックデカールを全貼りしてみましたが、↑のようにウイングの文字がめちゃめちゃかっこいいです……(*ノェノ)
可能なら、デカール全貼りオススメだよ!
可動域は広く、手足は水平まで上がります。
腰部サイドアーマーはボールジョイント接続ですが、ここまで広げても外れる事はありません。
手足の関節は90度強曲がり、キレイにヒザ立ち可能です。
また、バード形態への変形ギミックの恩恵で上半身が引き出せるため、腰を撚る動作も得意です。
頭部をアップで。……てかめちゃめちゃイケメンフェイスで立体化されていますね!(>ω<;)
RGらしくアンテナはデフォルトで尖っており、TV版の特徴であるバルカンも内部からパーツが露出する形で色分けされています。
横、後ろから。側面の合わせ目はモールドっぽく造形されています。
ツインアイとトサカ前後の内部はクリアグリーンのパーツが使われているため、シールを使わない場合でも塗り分けがラクチンです。
マシンキャノンもグレーで色分け済み。サーチアイ(胸中央)はクリアグリーンのパーツが使われています。
左右のダクト(イエロー・グレー部)も細かく色分けされているうえ、スリット形状も細かいです。
胸部左右のパーツは外側に開き、可動範囲がアップします。
肩も細かく色分けされており、軸接続で前後に可動します。
背部のウイングも前後に大きく可動。ここの基部のみ、アドヴァンスドMSジョイント(ABS)が使用されています。
腕をアップで。合わせ目はなく、ツメは左右独立して動きます。
腰部。サイドアーマーは後方へスイングします。
また、↑枠のリアアーマー中央は展開し、バード形態時にランディングギアとして機能します。
股関節は下方へスライドし、可動範囲を広げる事ができます。
股下にスタンド穴はありませんが、専用のジョイントパーツを噛ませる事でアクションベース2/5に対応します。
脚部の合わせ目はモールド化されています。
↑枠のヒザ下方にあるパーツは、本キットで唯一ポロリしやすい部分です。
接着しても問題ない部分なので、ここは接着推奨です。
ふくらはぎにはスラスターを搭載。足裏はグレー部分も細かく色分け済みで、モールドも細かいです。
もちろん肉抜きはありません。
そしてここが本キット一番の特徴で、RGらしい実機考証に基づいたウイング可動ギミックを搭載しています。
一部のウイングには↑のような凹凸モールドがあり、広げない場合はロックさせておく事ができます。
簡易的なロック構造になっているので、広げたい時にはすぐ展開できます。
HGCEデスティニーガンダムでも導入されていましたが、動かしていても勝手に広がる事がないのでこういう細かい部分はかなりポイントが高いです。
貼ったリアリスティックデカールをアップで。
ウイングガンダム、出撃!
RG版は翼がインパクトあり過ぎですね!
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
バスターライフルは銃身を引き出す事ができ、↑枠のカートリッジは全て着脱する事ができます。
ちなみにリアリスティックデカールでは、1・2・3とそれぞれに違う番号のシールを貼ります。芸が細かいぞ……(*_*)
シールドは、前腕部後ろに引っ掛ける形で持たせます。
裏側含め色分けが優秀で、先端の表面にはクリアグリーンのパーツが使われています。
バスターライフルをぶっ放すヒイロ!
……。
浮かせて飾るだけで満足感がハンパないっす……。
今回のRG、かっこよすぎかな?(*_*;)
シールドを折ると、連動して内部のビームサーベルグリップが露出します。
ビームサーベルを抜刀!
ビーム刃のエフェクトパーツは2本付属するので、1本は余剰となります。
アクション!
バスターライフル+ビームサーベルで。
それではバード形態に変形させてみます。
ハンドパーツを外したあと頭部と下半身を前後逆にし、
ショルダーアーマーを外側へスライドさせたあと、折りたたみます。
前腕部後ろのパーツを外側へ一旦引き出し、ツメ部分を下方へ展開。
前腕部を戻したあと、前方へ曲げます。
脚部のギミックも細かく、ヒザ関節のパーツを展開したあと足を折り曲げ、つま先をたたみます。
そしてバックパックを下方へスライドさせ、
上部にシールドとバスターライフルを取り付ければ、バード形態の完成です。
もちろんこの状態でも、翼を展開する事ができるぞ!
RGならではの部分ですね。
バード形態時でも、スタンドに対応します。
ちなみに本キットに対応するスタンドはアクションベース2、および5の「差し込み用ACB-5⑬」です。
ツメは左右独立して動きます。この状態で足を前方へ持っていき、
ほんとの鳥のような状態で展示することもできるよ……。
HGACウイングガンダム(左/微塗装済み)と比較。
HGAC版のウイングガンダムは2013年にオールガンダムプロジェクト準拠で立体化されたものなので、今の目で見ても古さを感じない良キットに仕上がっています。
上半身をアップで比較。
装甲色ブルーの色合いが変化しているのが見て取れます。また、RG版はダクト内のスリット形状なども細かく造形されています。
肩とシールドを比較。
翼を比較。ここの出来はRG版の圧勝です。
バスターライフルを比較。
HGAC版ではライフル持ち手が同梱しないため、ここもRG版の勝利ポイントです。
とはいえHGAC版もオススメで、低価格かつサクッと高品質なウイングを組む事ができるのが売りです。
MG版も混ぜ、色々なウイングガンダムでディスプレイ。
RGウイングガンダムEWと比較。
EW版は本キットの5年前、2016年に発売されています。
本キットと違い、骨格フレームにアドヴァンスドMSジョイントを使用するのが特徴です。
ガンダムヘビーアームズ、ガンダムデスサイズ、ガンダムサンドロック、シェンロンガンダムのTV版1/144スケールと一緒にディスプレイ。
RG ウイングガンダムの感想
ということでRGウイングガンダムのご紹介でした。
まず補足情報ですが、RGらしくパーツ数は多いものの「骨格ランナーがある程度まとまったランナー位置」に配置されているため、スピーディーかつストレスフリーに組み上げる事ができました。(例えば下半身はランナーの右半分だったりします)
翼の簡易ロック構造といい、地味なところに製作者のコダワリを感じる好印象なガンプラという印象です。
注意ポイントは、ヒザの一部パーツがポロリしやすい点ぐらい。
ハイディテールかつ高可動・色分け優秀なため、TV版のウイングガンダムファンは十中八九満足すると思うよ……(*_*)
以上、「RG ウイングガンダム」のガンプラレビューでした!