今回は「EG ストライクガンダム」およびライトパッケージVer.のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムSEEDに登場するストライクガンダムの、1/144エントリーグレード版をご紹介。
2021年(ライトパッケージVer.)、2022年(通常版)発売。
次世代のファーストガンプラ第2弾として発売されたEGストライクガンダムですが、少ないパーツ数ながら色分けに優れており、シール貼り不要かつニッパー不要のガンプラに仕上がっています。
という事で、ENTRY GRADEストライクガンダムをレビューしていきたいと思います!
ENTRY GRADE ストライクガンダム
こちらがEGストライクガンダムのボックス。
ライトパッケージVer.との違いは、「57mm高エネルギービームライフル」「対ビームシールド」が入っているかいないかだけです。
こちらがライトパッケージVer.のパッケージ。紙箱ではなく、ビニール袋に入った簡素な内容になっています。
なんとこちらメーカー希望小売価格が550円(税10%込)という事で、実売だともっと安いガンプラに仕上がっているよ……(*´ェ`*)
組み立て書がこちら。
今回も部位ごとにまとまったランナー配置になっていて、パーツが探しやすいです。更にタッチゲートが採用されており、ニッパー等の道具を使わずにパーツを取り外す事ができます。
今回、折角なので指でパーツを外しながら組みましたがやはりニッパーを使った方がゲート跡(ランナーとパーツの接合部)がキレイに処理できると思います。(ちょい汚くなったゲート跡の画像は後述)
そして完成したENTRY GRADE ストライクガンダム(ライトパッケージVer.)がこちら。
アーマーシュナイダー(ナイフ)は付属しますが、ライトパッケージVer.という事で57mm高エネルギービームライフルとシールドはもちろんストライカーパックも付属しません。
ライフルとシールドが欲しい場合は、通常版EGストライクガンダムを購入した方がいいのでその点だけはご注意を。(ただ、どのみちストライカーパックは付属しません)
いかがでしょうか。エントリーグレードらしくパーツ数が少ないですが、合わせ目も少なくHGシリーズと言われても遜色ないクオリティで立体化されています。
少なくとも、2002年に発売された最初のHGエールストライクガンダムより高プロポーションかつ高可動・色分け優秀な内容に仕上がっています。
ポリキャップレスかつシールも付属しないのが特徴です。
それでは各部細かく見ていきます!
可動域はそこそこ広く、顔を上げる動作が得意なうえ手足が大きく広がります。
手足の関節は90度以上曲がり、キレイにヒザ立ち可能です。
上半身は360度回転します。
HGCEエールストライクガンダムとの可動比較は後ほど。
頭部はこんなパーツ構造になっていて、ツインアイが別パーツで色分けされています。
組み終えた頭部がこちら。特出すべきは、頭部両側のイーゲルシュテルン(バルカン)まわりがグレーで色分けされている点です。
ツインアイの色分けといい、地味にHGCE版より色分けが優秀だったりします。
今回ニッパーを使わず組みましたが、手でもぎ取ると↑部分の黄色いアンテナのようにゲート跡が目立つ部分があります。可能ならニッパー推奨といったところ。
横、後ろから。合わせ目はありません。
アンテナ先端の安全フラッグ(でっぱり)は目立つので、ニッパーでカット推奨です。
胴体はこんなパーツ構造。
頭部や肩を取り付けるボールジョイントパーツは後から組み込むため、非常に塗りやすいパーツ構造をしています。
胴体をアップで。グレーとブルー部分は前後はめ込み式のため、↑枠部分に合わせ目が出ます。
脇の下は段落ちモールド化されています。
上半身は、前後・左右と柔軟に可動します。
肩まわりの構造をアップで。ショルダーアーマーは、上から被せる形で取り付けます。
肩に合わせ目はありません。
上から見た場合、胴体上部分に合わせ目あり。肩は多少前後に動きますが、思ったほどは動きませんでした。
腕のパーツ構造。関節フレーム(↑画像中央グレーのパーツ)は後から組む事ができるため、塗装しやすいパーツ構造になっています。
また、合わせ目もありません。
ハンドパーツは、武器持ち手が左右分のみ付属します。
腰回り。↑枠部分を切り離せば、左右のアーマーが独立可動するようになります。
リアアーマーは非可動ですが、サイドアーマーはボールジョイント接続で動きます。
底面にはスタンド用の3mm穴が空いています。
腕と同様に、脚部の関節フレームも後から組み込む事ができます。
基本合わせ目はありませんが、ふくらはぎ付近の白い装甲一部に合わせ目が出ます。
足裏はつま先付近に肉抜きあり。接地性は優秀です。
付属する武器は、アーマーシュナイダー2本のみです。
腰部サイドアーマーへの収納ギミックはオミットされています。(HGCE版でもオミット。RG版は収納できます)
「後はアーマーシュナイダー?…これだけかっ! 」
ストライク、アーマーシュナイダーを装備!
アクション!
「くっそぉ、チョロチョロと!」
ミゲルのジンと交戦!
HGモビルジンは2003年に発売された当時ものHGですが、出来がいいのでこちらもオススメだよ……(*´ェ`*)
それではライトパッケージVer.には付属しない、「57mm高エネルギービームライフル」「対ビームシールド」を持たせた状態を見ていきます。
まずはぐるりとどうぞ。
追加されているのは、↑の黄色い部分と
このようなシールドと武器部分のランナーです。
高エネルギービームライフルをアップで。
HGシリーズより簡素なパーツ数で、サクッと組めます。
対ビームシールドがこちら。
表面は細かく色分けされています。
アクション!
HGCEエールストライクガンダムとの違い・比較
それでは気になる方も多いと思う、HGCEエールストライクガンダムのストライク本体と比較していきます。
※HGCE版は微塗装済
パッと見、かなり似ていますね。
HGCE版の価格がEGの倍以上だと考えると、すごい進化です。
頭部を比較。HGCE版のツインアイやイーゲルシュテルン(顔左右のバルカン)は色分けされていませんが、今回のEG版ではパーツ分割により色分け済みです。
※画像のHGCE版のイーゲルシュテルンは微塗装しています
上半身や腕周りを比較。
脚部を比較。
足裏を比較。……てか、めちゃめちゃ似てますねw
細かなところを気にしない派なら、形状的にほとんど同じといっていいかもしれません。
腕可動を比較。ここはHGCE版の勝利ポイントです。
足関節の曲がり具合いを比較。
少し違う部分はあるものの、ほとんど同じといっていいでしょう。
開脚範囲は、HGCE版が勝利しています。
今回のENTRY GRADE版の背部は、HGCE版と共通規格のハードポイントになっています。
地味にここもEG版の売りで、
HGやHGCEシリーズのストライカーパックを無改造で取り付ける事ができます。
※↑はHGCEエールストライクガンダムに同梱するエールストライカー
HGCEエールストライクガンダムに同梱する、ビームライフルとシールドも無改造で装備できます。
決めポーズでパシャリ。
HGCE版とEG版の高エネルギービームライフルを比較。
HGCEの場合↑枠のフォアグリップが動くので、このあたりはHGCE版の勝利ポイントです。
対ビームシールドを比較。
逆に、こちらはEG版の↑枠部分の色分けが優秀です。HGCEではシールだった部分が、パーツ分割で色分けされていたりします。
HGCE版とEG版の比較はこのような感じで、チョコチョコと違いがあるものの単純にEG版が劣っているというわけではなさそうでした。
ここからは、別キットのストライカーパックを装着した状態をご紹介。
HGストライクノワールガンダムに同梱するノワールストライカーも、無改造で取り付け可能です。
HGシラヌイアカツキガンダムに同梱する、シラヌイ装備も装着可能です。
HGCEウィンダム&ダガーL用拡張セットに同梱する、ドッペルホルン連装無反動砲を装着させてみた。
マルチランチャーパックを装備。
プレバン限定の拡張セットですが、どちらもHGCEウィンダム&ダガーL用拡張セットに同梱します。
ちょっとマニアックどころの、ガンバレルストライカーを装備。
※HG 105ダガー+ガンバレルに同梱
ガンダムビルドファイターズの主役機、HGBFビルドストライクガンダム フルパッケージの装備にも対応しているぞ!
RG版のストライクも混ぜ、1/144スケールの色々なストライクでディスプレイ。
右へ行くほど最新のストライクになります。
※RG版は2011年発売、HGCE版は2014年発売
RGは独自規格になっているので、RGのストライカーパックはEGに取り付け不可です。
その他ガンダムのエントリーグレードでディスプレイ。
本キットのリデコキット、ENTRY GRADE 1/144 ビルドストライクエクシードギャラクシーと比較。
「無茶苦茶だ!こんなOSでこれだけの機体を動かそうなんて!」
ENTRY GRADE ストライクガンダムの感想
ということでEGストライクガンダム および ライトパッケージVer.のご紹介でした。
特にすごいのは、超低価格ガンプラながらシールが付属しないぐらい顔周りの色分けに優れている点だと思います(*_*)
また、合わせ目の量も少なく、HGCE版にはかなわないものの可動域も広いです。ここまで少ないパーツ数でよくぞ作り出したな、というのが素直な感想です。
ただ、年末年始にまったり組もうと思われているモデラーさんは、一瞬で組み上がってしまうため暇つぶしには向いてないかもしれませんw(*ノェノ)
ちなみに塗装派モデラーさんにもオススメで、手足の関節フレームを後から組めるためここに関しては後ハメ加工やマステ処理がいらず、塗装がしやすいパーツ構造に仕上がっています。という事で、初心者から上級者まで誰にでもオススメなガンプラだと思います。
ビームライフルとシールドが欲しい場合は、ライトパッケージVer.ではなく通常版EGストライクガンダムを購入する方が良いので、そこだけは注意してね!(>ω<)↓
以上、「エントリーグレード ストライクガンダム」のガンプラレビューでした!