今回は「HGFCゴッドガンダム」のガンプラレビューです。
機動武闘伝Gガンダムに登場し、ドモン・カッシュが搭乗するゴッドガンダムをご紹介。
2010年発売。
ゴッドフィンガー再現用の手首パーツが付属、ポーズ再現用にリアアーマーが可動するガンプラに仕上がっています。
という事で、HGFCゴッドガンダムを塗装した状態を含め今のガンプラ目線で見るとどんな出来になっているかレビューしていきたいと思います!
HGFC ゴッドガンダム
ネオ・ジャパンのモビルファイター、GN13-01NJIIゴッドガンダムさん。
時代的には「ダブルオーのガンプラが商品化されているあたり」の2010年に発売されたキットになります。
ホイルシールがこちら。
黒いくぼみ部分と、コアランダーのキャノピーを補うものなどが付属します。
付属品一覧がこちら。
※「手首パーツ×8」「ビームソード×2(ビームエフェクトパーツ長短各1)」
多彩なハンドパーツが付属するのが特徴で、「握り手」「武器持ち手」「平手(左右で違うデザインの特殊型)」「ゴッドフィンガー再現用」が左右分付属します。
贅沢かもしれませんが、日輪のエフェクトパーツが付属しないのは残念です(>ω<;)
そして完成したHGFCゴッドガンダムがこちら。
ガッチリとした肉付きの良いスタイルで立体化されています。
また、設定では頭頂高16.6mなのですが、オーバースケール気味になっているのが特徴です。
中々の良スタイルですね。
このあたりは好みもあるかと思いますが、スタイリッシュ路線じゃないのが最高です(*´ェ`*)
それでは各部細かく見ていきます!
可動域から。手足は十分広がります。
肘とヒザ関節は思ったほど曲がらないです。(HGFCのモビルファイターという事で可動域についてはいつもより厳し目に評価していきたいと思いますw)
腰は撚る事ができます。
動くには動いてくれますが、顔を真横に向ける事ができなかったり、肘関節が90度しか曲がらないのでゴッドガンダムとして見た場合のポージングは狭いと思った方がいいかもしれません。
コアランダーは分離可能です。
キャノピー部分には光沢感のあるシルバーのシールを貼ります。
コアランダーをドッキングモードにし、本体の背中に接続する事ができます。
スラスターはグレーで色分け済みですが、内部はイエローで要塗装です。
そしてこのキット最大の弱点がここ。
エネルギーフィールド発生装置(コアランダーの赤いパーツ)の前面に、目立つ肉抜きがあります(>ω<)
かなり目立つので、ここだけでもパテ埋め+部分塗装推奨です。
※一応左右逆に取り付ける事により、肉抜きを後ろ側に持っていく事はできます
頭部をアップで。ツインアイと各センサー部はシールが付属しますが、バルカンは黄色で要塗装です。
頭部は前後はめ込み式で、側面に合わせ目が出ます。
頭頂部トサカパーツは別パーツで上からかぶせる構造。アンテナ先端には安全フラッグがついています。
肩部のマシンキャノンのカバー(白いパーツ)は外す事ができます。
外すと3連バレルが造形されていますが、銃口に貼る黄色いシールは左右1枚ずつしか付属しません。
胴体側面は青い部分に合わせ目が出ます。腰は段落ちモールド化されています。
肩はボールジョイント接続で、前後に大きく可動します。
赤いパーツが前後はめ込み式になっており、上部・側面に合わせ目が出ます。(コアランダーにも合わせ目あり)
腕部は合わせ目が出ない優秀な作りをしています。
手首付け根の凸部分のみグレーで要塗装です。(組み立て書基準)
肘関節は90度しか曲がらないため、ゴッドフィンガーなどの特徴的なポーズがキレイに決まらずといった感じ。
フロント・サイドアーマーともに大きく上がります。
リアアーマーも後ろに可動するあたりはポイント高いです。
脚部は合わせ目が出ない優秀な造りをしていて、ヒザ関節パーツにも合わせ目が出ません。
くぼみの黒い部分はシールになりますが、ガンダムマーカー等で簡単に塗り分けられる部分なのでそこまで問題にはならないかと思います。
下半身の合わせ目が出ない点は非常に素晴らしいぞ!(>ω<)
足裏に肉抜きは無く、グレーのパーツで色分けされています。モールドも刻まれています。
股下にはアクションベース用の3mmジョイント穴あり。
ガンダムファイト、レディー・ゴー!←いきなりテンション上がる人
それではアクションポーズいってみます!
パンチ!
キック!このあたりの動作はキレイに決まりますね。
表情付き平手パーツを使い、ファイナルイナズマキック風ポーズで。
特殊手首パーツをアップで。こういう付属品がGガンシリーズならではなのだ……(*´ェ`*)
ちゃんと丸指で再現されているのがいいですね。角指だったら怒っていたぞ!←Gガンに厳しい人
カンフーポーズで。
Gガンファンにはたまらん……(涙
両腰のビームソード(ゴッドスラッシュ)基部はぐるぐる回転し、柄は引き抜く事ができます。
接続強度は丁度いい感じですが、動かしているとコアランダーと干渉し外れる事はあります。
ゴッドスラッシュを抜刀!
ビームエフェクトパーツは長短1本ずつ付属します。
斬!
エネルギーフィールド発生装置は各部展開可能です。
お腹のエネルギーマルチプライヤーゲートはカバーが開きます。
中央は色分けされていないため、イエローで要塗装です。
グリーン・レッド・シルバーのホイルシールが付属し、選択して貼る仕様です。
ゴッドフィンガー再現用の手首パーツも付属します。
ゴッドフィンガープロテクターの取り付け位置を前位置に変え、ツメを開いて再現します。
ちなみにツメ内側には肉抜きがありました。
あとはふくらはぎのパーツを展開させれば……
ハイパーモードの完成です。
これで爆熱ゴッドフィンガーが再現できるぞ!
「ばぁぁくねぇぇぇつッ!!!」
「ゴッドォォ、フィンガァァァァァーー!!!」
「ヒィィィトォ、エンドォッ!!!」
……エネルギーマルチプライヤーゲート、赤いシール貼っとけば良かった(>ω<;)
クリアオレンジの特殊ハンドは両手分付属するので、石破天驚拳も再現できます。
このあたりのエフェクトパーツもできれば同梱してほしかった……(*ノェノ)
デスアーミーを圧倒するゴッドガンダム!
VSデスビースト!
ノーベルガンダムとバトル!
↑は合わせ目を消して塗装したゴッドガンダム。
いつ作ったのか思い出せないのですが、結構昔に筆と缶スプレーで塗った記憶があります。(最近ガンプラ作りすぎていつ作ったのか把握できなくなってきた……w)
カラーリングが基本的なトリコロール色オンリーという事で、ガンダムスプレーでも適した色が見つかりやすく塗装しやすいガンプラになっていると思います。
なんか厚塗りになっていますが気にしないでください……(*ノェノ)
バルカンを塗装し、アンテナ先端は尖らせてあります。
肉抜きが気になったので、ここはパテで埋めました。
一応「左右逆に取り付ければ肉抜きが後ろへいく」ので前からは見えなくなりますが、ここはパテ埋め推奨だと思います。
HGFCノーベルガンダムをかかえ、S.H.フィギュアーツのドモンと一緒にディスプレイ。(ノーベルガンダムを抱える手首パーツはHGFCノーベルの方に付属)
ドモンのフィギュアは……
ビームタスキが付属するぞ!w
HGFCマスターガンダムと比較。
↑マスターガンダムに同梱する風雲再起は、今回のゴッドガンダムにも対応しているぞ!(>ω<)
HGFCシャイニングガンダムと比較。
新生シャッフル同盟の1/144スケールのガンプラ(旧キット)と一緒にディスプレイ。
このあたりのHGFC化は実現するのだろうか。
本キットのリデコキット、ガンダムブレイカーバトローグに登場するHGブレイジングガンダムと比較。
BB戦士ゴッドガンダムと比較。
このBB戦士、2002年発売と22年前に発売された古いBB戦士ではあるのですが、出来がめちゃめちゃいいのでオススメです。オーパーツだと思います。
旧キット1/144ゴッドガンダム(左)、RGゴッドガンダム(右)とディスプレイ。
RG版との比較は↓でどうぞ。
最後に、MG 1/100 ゴッドガンダム(右)と比較。
HGFC ゴッドガンダムの感想
ということでHGFCゴッドガンダムのご紹介でした。
まず弱点として、「エネルギーフィールド発生装置(背部コアランダーの赤いパーツ)」の肉抜きが非常に目立つ点が挙げられます。
頭部を真横に向ける事ができず、肘関節も90度しか曲がらないため爆熱ゴッドフィンガーがキレイに決まらないのが残念です。
オーバースケールだったり、日輪のエフェクトパーツが付属しないのも少し気になります。
という事で、最近のガンプラ目線で見てしまうと不満点があるのが正直な感想です。(わたし旧キット以外のGガンプラモ評価は厳し目なのでご注意をw)
……と結構ボロクソ言っていますが、肉付きの良いプロポーションにゴッドガンダムらしいイケメンフェイスはほんとにかっこいいです。
また、下半身の合わせ目が無い点は非常に高得点。
長所も多く、Gガン好きにはたまらないスタイルで立体化されているのが一番の売りだと思います。
肉抜き問題さえ解決すれば、非常に見栄えのいいガンプラに仕上がっているぞ!
以上、「HGFC ゴッドガンダム」のガンプラレビューでした!