今回は「HG RX-78-02 ガンダム(GUNDAM THE ORIGIN版)」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダム THE ORIGINに登場する、RX-78-02ガンダムのオリジン版をご紹介。
2020年発売。
ついに最新フォーマットで立体化されたオリジン版RX-78-02ですが、選択式で「前期型」「中期型」が再現できるガンプラに仕上がっています。
という事で、それぞれの特徴や違い・比較などを含め画像数多めで徹底的にレビューしていきたいと思います!
HG RX-78-02 ガンダム(GUNDAM THE ORIGIN版)
ついに発売されたオリジン版のRX-78-02ガンダムさん。
ボックスアートはアニメ調のCGで描かれたガンダムが描かれています。
ホイルシールのほか、オリジン系HGらしく細かなマーキングシールが付属します。
ホイルシールは主に「ツインアイ」「手足関節付近のグレー」などを補うものが中心です。
付属品一覧がこちら。
※「ビーム・ライフル(前期型)」「ビーム・ライフル(中期型)」「ハイパー・バズーカ」「ビーム・サーベル×2」「シールド」「手首パーツ×6」
前期型と中期型2種類のビーム・ライフルが付属。
手首パーツは「武器持ち手」「ライフル持ち手」「平手」が左右分付属します。
左の銃持ち手が付属するのが凄いイイわ……。
余剰パーツは少なく、↑フレームが余ります。※ランナー都合で余剰となるガトリングガンなどは後述
本キットは「前期型」「中期型」どちらかを選択して組む仕様です。
一部分解すれば途中でも切り替えできますが、胴体パーツの接続強度が強いので最初からどちらか決めて組む方がオススメといった感じです(>ω<)
前期型と中期型、どこが違うのかは後述しますので、まずは前期型から見ていきたいと思います!
前期型
こちらが前期型。
前期型はランドセル左側にショルダー・キャノンを装備しているのが最大の特徴で、ほかにも「ビーム・ライフル」「前腕部ガトリングガン」「ショルダー・マグナム(胸部左側)」なども前期型の仕様になっています。
外装ホワイトは緑がかっていたりせず、純粋な白寄りの色で再現されています。
最新フォーマットらしく、関節パーツにはKPSが使用されています。
可動域は広く、腕は水平以上上がり足は真横まで開脚します。
手足の関節はほぼ180度曲がり、キレイにヒザ立ち可能。
上半身も回転するため、ポージングに困る事はありませんでした。てかめちゃめちゃ動きます(>ω<;)
頭部をアップで。トサカのセンサーとツインアイのみシールで色を補います。
アンテナ先端には安全フラッグ有り。
頭部は左右はめ込み式ですが、後頭部の合わせ目は段落ちモールド化されています。頭部に限りませんが、基本的に本体部分に合わせ目無しです。
内部はこんな感じ。「ツインアイ」「バルカン」がイエローのパーツになっており、色分けがメチャメチャ優秀です。
ツインアイは黒い部分を塗りつぶせばシールを使わなくてもOKだったりします。(トサカの前面センサーも一応シールが付属しますが、パーツ自体が赤いです)
胸部右側はバルカン、左側はショルダー・マグナムになっています。
このショルダー・マグナムが前期型の特徴です。
また、右側バルカンのカバー(青枠)を外し、間にバルカンを取り付ければ展開状態が再現できます。
バルカンの銃口形状がめっちゃ細かいぞ!(>ω<;)
胴体の青い前面パーツも前期型の特徴です。
側面の合わせ目は段落ちモールド化されています。
上半身は大きく前へ可動します。
腰部のパーツ構造に優れており、左右にも柔軟に動きます。
肩はボールジョイント接続で、前後に動きます。ちなみにショルダーアーマーは上・側面とも合わせ目が出ません。
ランドセルのスラスターは可動します。
ランドセル左側に装備するショルダー・キャノンがこちら。ショルダー・キャノンは前後に可動します。
基本的には段落ちモールド化されていますが、一部合わせ目が出ます。(↑の赤枠以外にも合わせ目アリ)
設定的にはRX-78-01と同型の武装となります。
胴体内部はこんな感じ。首パーツ・肩の基部ともに大きく動き、腕を大きく上げる事ができます。
腕部も合わせ目が出ませんが、↑関節付近のグレー部分はホイルシールで色を補います。
前期型のみ、左腕に前腕部ガトリングガンを装備しているのが特徴です。
ガトリングガンで攻撃!
やば、これだけで既にかっこいいわ……(*_*;)
ランナー都合で「胸部左側のガトリング」や「右手のガトリングガン」が付属し、オールガトリング仕様にする事もできます。(前期型の仕様外ではありますが)
ガトリングを撃ちまくるガンダムの図。
腰部は中央V字がシールです。フロント・サイドアーマーともに可動。
ヘリウムコア(黄色い□)はもちろん別パーツで色分けされています。
また、リアアーマー中央には、ビーム・ライフルとハイパー・バズーカをマウントできるダボ穴が空いています。※後述
股下は後方にアクションベース用の3mmジョイント穴が空いています。
オリジン系HGらしく、足の付け根が前後にスイングするギミックを搭載しており
前後に大きく動かす事ができます。
脚部も合わせ目無しで、ヒザは内部からグレーのパーツが露出し細かな色分けを実現しています。
↑枠のグレー部はシールです。
ふくらはぎのカバーは展開可能で、内部にはバーニアが造形されています。
バーニア部分は別パーツで色分け済みです。
アンクルガードはボールジョイント接続。
つま先は動き、足裏に肉抜きはありません。
今回のオリジンガンダム、見れば見るほどスキが無い作りだな……(*_*;)
シールドがこちら。ジョイントパーツにより上下好きな位置に調整する事ができます。
もちろんランドセルにもマウント可能です。
腕に装備する場合は手に持たせ、前腕部後ろに接続し前方へ倒します。
前期型の特徴的なビーム・ライフルがこちら。
組み立て書の解説によると、ガンダム試作機1号やジムでも運用されているとの事。(オリジン設定)
ライフルはリアアーマーにマウント可能で、接続強度も丁度いい感じでした。
戦場に現れるオリジンガンダム……!
それでは武器を切り替えつつ、アクションポーズいってみます!
ビーム・ライフル(前期型)で攻撃!照準は左右に可動します。
フォアグリップも可動し、
両手で構える事ができます。
ビーム・サーベル抜刀!
可動域が広いため、収納状態のサーベル柄をつかむ事ができます。
飛びかかるガンダム!
こちらがビーム・ライフル(中期型)。
中期型のライフルは馴染みのある形になっていますね。もちろんガンプラ的には前期型にも持たせる事ができ、こちらもリアアーマーにマウントする事ができます。
ジャキッ……。トリガーガードは省略されておらず、高品質な造形になっています。
ショルダー・キャノンで攻撃!
左の銃持ち手が付属するため、2丁持ちで展示する事もできるぞ!(>ω<)
ハイパー・バズーカはHGでは珍しく、ホワイト・グレー・イエローと3色で色分けされています。
合わせ目は出ますが、めちゃめちゃ作りがいいです。
ハイパー・バズーカをマウントする場合は、専用のジョイントパーツを使います。
フル装備で。
中期型
それでは中期型を見ていきます。
胸部が左右非対称だった前期型と比べ、スタンダードな姿に近付きました。
前期型と中期型を比較。
「胴体前面パーツ(ブルー)」のほかは、↑枠が変化しているのが特徴です。
前腕部の手首付近のパーツも変化しています。
前期型では左腕にガトリングガンを装備していましたが、中期型ではガトリングの内部パーツ(グレーのパーツ)を外し、左右同じ形のものを取り付けます。
ビーム・ライフルで攻撃!
ショルダー・キャノンが撤廃され、従来のRX-78-2に近い姿になりました。
肩と前腕部外装がでっぱっているのが中期型の特徴といったところです。
暴れまわるガンダム!
シールドは上下逆に取り付ける事で、従来の感じで持たせる事ができます。
……という事で、ファースト寄りのポージングで何枚かいってみます!
ドムを踏み台にするガンダム!
ラストシューティングで。
前期型に戻し、HGUC191 RX-78-2ガンダム(REVIVE版)と比較。
モールド量が増え、オリジンらしい体型バランスになりました。
本キットの前後に発売された「HG G40」と「HG BEYOND GLOBAL」と比較。
色々なRX-78-2で比較。
2020年発売の「BEYOND GLOBAL」「EG」「1/144動く実物大ガンダムモデル」を含めてパシャリ。
オリジンシリーズの色々なガンダムでディスプレイ。
※左から「HG局地型ガンダム」「HG水中型ガンダム」「本キット」「HGヘビーガンダム(イングリッド0専用機に塗装済)」「HGガンダムFSD」
本キットのリデコキットである、プレミアム・バンダイ限定のロールアウトカラーと比較。
リールアウトカラーは、頭部や胸部などが新規造形になっています。
こちらも本キットのリデコキットである、HG RX-78-02 ガンダム(ククルス・ドアンの島版)と比較。
ドアン版ガンダムはプレミアム・バンダイ限定で、成形色が変更され水転写デカールが追加で付属する内容になっています。
HGシャア専用ザクII(赤い彗星Ver.)と。
HG RX-78-02 ガンダム(GUNDAM THE ORIGIN版)の感想
ということでHG RX-78-02 ガンダム(GUNDAM THE ORIGIN版)のご紹介でした。
オリジンのHGガンダム系という事で、可動域・色分け・合わせ目の少なさ・スタイルともに高品質なクオリティで立体化されていました。
また、局地型やFSDなどから進化している部分があり、アンクルガードがボールジョイント接続になっているので接地性が向上しています。
無理矢理弱点を挙げるとするなら、手首パーツの甲が外れやすいぐらい。(特にシールド側)逆に言うとそれぐらいです。
ファーストガンダムは1/144スケールで様々なタイプが発売されていますが、その中でもトップクラスの出来だと思います!
以上、「HG RX-78-02 ガンダム(GUNDAM THE ORIGIN版)」のガンプラレビューでした!