今回は「HGUC ガンダムMk-II(エゥーゴ仕様)リバイヴ版」のガンプラレビューです。
REVIVEとして2015年に新フォーマットで発売されたガンダムマーク2をご紹介。
肘と膝の二重関節により抜群の可動域を実現。
部位ごとにパーツが配置され組みやすいランナー配置になっており、合わせ目が少なく色分けも優秀なガンプラに仕上がっています。
リバイブ版という事でどの程度アレンジが入っているのかも気になるキットですよね。
という事で、旧HGUC版との違い・比較や劇中再現を含めてガッツリとご紹介したいと思います!
HGUC ガンダムMk-II(エゥーゴ仕様)REVIVE版
ボックスには百式、ネモと共闘しているガンダムMk-IIの勇姿。
旧HGUC版は2002年に発売なので、実に13年の刻(とき)を越えて新フォーマットにて発売された事になります。
※エゥーゴカラーのHGUCはスーパーガンダムが初出
色分けは武装以外かなり優秀に出来ているので、シールの量はかなり少なめです。
目のシールはクリアパーツを効果的に使うタイプ(⑨⑩)と通常シール(⑪)との選択式になります。
そして完成したHGUCガンダムMk-II(エゥーゴ仕様)REVIVEがこちら。
成形色の劇中再現度が素晴らしく、グレーがかったホワイト装甲はもちろん関節パーツが少しパープルの入ったライトグレーになっています。
洗練されたスタイル。
各所細かなアレンジは入っているものの、スリッパが小さくなった事以外は改変度合いが少ないスタイルで立体化されているのではなかろうか。
パーツ分割による色分けは優秀ですが、武器類はフレーム色と同じ1色ライトグレー成形になっているので要塗装となります。
このREVIVEの売りである可動域はかなり優秀です。
手脚も十分に上がり、二重関節構造のおかげで腕は90度曲がります。
少し膝が浮くものの、脚関節もかなり曲がる模様。
上半身が前に傾くためポージングがうなります。
そして気になるモデラーさんも多いと思う、旧HGUC版との比較がこちら。
※左が旧HGUC(No.53)、右が今回のREVIVE(No.193)
実はわたくしこの旧版が大のお気に入りで、REVIVEを買うのが遅れた次第であります(*´ェ`*;)
※旧版は合わせ目消し・塗装・スミ入れ・つや消し済みです
旧版のスタイルもめちゃめちゃいいですが、弱点としては「目立つ位置に合わせ目が多い」「可動域が狭い」点となります。
組みやすさと可動域は圧倒的にREVIVE版の勝利です。
主に形状が違うところは、頭部が小型化された事とスリッパ(接地面の赤いパーツ)の大きさだと思います。
ではREVIVE版のレビューに戻って。
REVIVEのファーストガンダムと同じく、目のシールは選択式でクリアパーツを効果的に使う場合は↑になります。
今回はクリアパーツの上に通常シールを貼る方で仕上げました。
なんかこちらの方がメリハリが効いて安心するのだ……(*´ェ`*)
頭部は前後はめこみ式なので側面に合わせ目あり。
トサカ前後のセンサー部はグリーンのシールで補ういつもの仕様です。
※アンテナ先端の安全フラッグはカット済
バルカン・ポッド・システムももちろん付属。
センサー部はシールになります。
ここは設定色だと濃いグレーで、側面の○も赤かったりするので要塗装箇所となります。
取り付けは簡単で、顔を挟み込むだけで楽に取り外しできます。
また、バルカン・ポッド・システムを装着しても顔の左右可動にそこまで影響はなく、ポージングに困る事がない上ポロリもありませんでした。
メカニカルな造形も再現されており素晴らしい部分(*´ェ`*)
胴体は小さなグリーンのセンサー部をシールで補うものの、その他の色分けは完璧です。
デザイン的には大きさが少し小さくなりコンパクトになった印象。
上半身はあまり回転しませんが、少し引き上げれば360度回転するようになります。
多少隙間が空きますが、上半身と下半身の接続がポリキャップによるボールジョイント接続になっているため違和感は少なめ。
胴体、肩とも上部・側面に合わせ目が出ません。
このあたりはさすが最新フォーマットといったところ。
胴体と肩の接続は、間にパーツを噛ませる構造です。
肩側面のダクト(イエロー部)はバッチリ別パーツで色分けされています。
※ダクト内部はグレーで要塗装
腕はほぼ90度まで曲がり、二の腕は筒状1パーツ・前腕部の合わせ目は段落ちモールド化されているので処理いらずです。
とはいえ前腕部は原作だとモールドがないので、原作再現派モデラーさんは消してしまうのも手かと思います。
バックパックのバーニア内レッドはさすがに色分けされておらず、要塗装となります。
細かな造形の動力パイプは通常のプラ素材です。
バックパック側面は合わせ目が出ます。
バーニア・アーム(ビームサーベルが収納されているバーニア)はある程度可動します。
脚部は基本的に合わせ目が出ません。
※細かい事を言えば膝裏関節に合わせ目あり
このように脚部外装が前後左右と細かくパーツ分割されていて合わせ目が出ない構造です。
ダクト内(イエロー)も別パーツで色分けされています。
このあたりはほんと作りやすいぞ……(*´ェ`*)
アンクルガードも合わせ目無し。
ただ、足裏には消しにくい位置にガッツリと肉抜きがあります。ここは非常に残念。
スリッパ部分がかなり小型化されていてアレンジが一番強い部分になっています。
それではガンダムMk-IIの武装を見ていきます!
シールドのイエロー部はシール。
シールドと前腕部後ろとの接続にはジョイントパーツを使います。
シールドは基部で360度回転、裏には細かな造形。
シールド裏は色分けされていません。
シールドを裏側に接続する用のジョイントも付属します。
※ジョイントパーツは2種類付属
ビームライフルの色分けはされておらず、フレーム色と同じライトグレー成形色になっています。
また、ライフルのトリガー形状が省略されており銃持ち手も付属しません。
ここはREVIVEシリーズ共通でかなりのマイナスポイント。
また、ライフルは左右分割式で合わせ目が出ます。
フォアグリップは可動し両手で構えることが可能です。
このREVIVE版の長所である可動域の広さのおかげで余裕で構えられます。
動きますねぇ……(*´ェ`*)
ガンダムMk-II、ビームサーベルを抜刀!
サーベルはバーニア・アームに2本マウントされているので、2刀流も可能です。(エフェクトも2本付属)
ビームライフルと。
お次はハイパーバズーカ。
ここも左右分割で合わせ目あり、そして色分けもされていないのでライフルと一緒に一番手を加えた方が良い部分かと思います。
ハイパーバズーカを構えるガンダムMk-II!
ちなみにハイパーバズーカはリアアーマーにマウント可能です。
このマーク2、動かすと真価を発揮するガンプラだと思うぞ(*_*)
それではここから別売りのガンプラと並べて、名場面を再現してみます。
ガルバルディβにキックをくらわすマーク2!
旧HGUC版ではできなかったアクションが再現可能だぞ!
※旧HGUC版のキック↓
ジェリドのハイザック、ライラのガルバルディβと比較。
ジャブロー侵攻作戦開始!フライングアーマーに乗るマーク2!
HGUCガンダムMk-II+フライングアーマーに付属するフライングアーマーとの相性も抜群です。
※魂EFFECT WAVE Blue Ver.を使用しています
※追記:今の時代、プレバン限定にはなりますがGディフェンサーとフライングアーマーのセット品も発売されています↓
強化人間ロザミア・バダムが乗るギャプランに襲われるマーク2!
圧倒的な強さを誇るブラン・ブルタークのアッシマーと対決!
アムロの輸送機に負けたけど
劇場版の神作画+神殺陣を演じたHGUCアッシマー、HGUC百式(REVIVE)、HGUCギャプランとディスプレイ。
シロッコのメッサーラ現る!
ハンブラビに襲われるガンダムMk-II!
フォウ・ムラサメのHGUCサイコガンダムと天パのHGUCリック・ディアスでディスプレイ。
このEFコレクションZのエマ・シーンは良く出来ているのでマジおすすめだよ……(*´ェ`*)
ガンダム・チームでディスプレイ。
同日に発売されたティターンズ仕様と比較。
成形色とシールが変更されています。詳しくは↓
1/144スケールで発売されている色々なガンダムMk-IIを比較してみます。
2005年のマークツーはフライング・アーマーとセットで発売されたものです。HGUCスーパーガンダムに同梱するマークツーも同じものが同梱します。
最後に、MGガンダムMk-II Ver.2.0と比較。
ガンダムMk-IIは色々なモビルスーツと展示して楽しめるから非常にオモロイっす(>ω<)
HGUC ガンダムMk-II(エゥーゴ仕様)REVIVE版の感想
ということでHGUC ガンダムMk-II(エゥーゴ仕様)REVIVE版のご紹介でした。
合わせ目の少なさはさすが最新フォーマットといったところで、目立つのは頭部と武器類だけという作りやすさ。
ビームライフル、ハイパーバズーカ、バルカン・ポッド・システムは丸々色分けされていないので手を加えるならこのあたりかと思います。
※その他主に色が足りない箇所は「バーニア内部レッド」「サイドアーマー一部レッド」「シールド裏グレー」
弱点としては「ビームライフルのトリガー形状が無い」「銃持ち手が付属しない」「足裏の処理し辛い箇所に肉抜きがある」点になります。
ガンダムMk-IIは人気MSで歴史が古いというのもあり、各々理想のイメージが違う機体かと思いますがREVIVEの中ではアレンジの弱いプロポーションに仕上がっていると思います。(スリッパは小さ過ぎる気もしますが)
そこまで細かいことを気にしないモデラーさんなら、組みやすくてとにかく動きまくるマーク2に仕上がっているのは間違いないのでオススメです。
動かすと旧版より良さが際立つキットに仕上がっていると思いますぞ(*´ェ`*)
以上、「HGUC ガンダムMk-II(エゥーゴ仕様)REVIVE版」のガンプラレビューでした!